吸血衝動【MHA】 (ページ14)

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吸血衝動ページ14

「粘土さんは好きな人いるの！？」

「いませんよ～ミッドナイトせんせーい、もう良い加減寝させてくださいよ」

「じゃあ気になる人は！？爆豪くんとか！」

「あり得ないですね！」

夜の学校、草木も眠る丑三つ時。私とミッドナイト先生は保健室のベットに潜って話していた。

所謂、恋バナというやつだ。

「初恋は？」

「……内緒ですよ？

…私、敵に襲われたことがあって、雄英生に助けてもらったことがあるんです。

多分個性は無効化とか、個性を使わさせなくするやつで、とってもその人かっこよかったんですよね～…初恋は多分これですね」

顔もよく覚えていない。だけど、きっと私は彼のことが好きだった。

「多分今は先生達くらいですよ」

「へぇ！良いわね～！青春ね！」

そこで先生はピタリと止まった。

「ねぇ、それイレイザーのことじゃない？」

「へ、？！」

「個性が合ってるし、年齢もあってる。

感動の再会は学校でしかも先生と生徒の禁断の恋？！滾るわ～！！」

一人で盛り上がっている先生を置いて、私は目を閉じ、眠りについた。