検索窓
今日:10 hit、昨日:0 hit、合計:11,909 hit

ページ16

意識が遠のく…。


太宰の焦った顔を最後に私は意識を失った。









「い…じょ…!一条!」

『けほっ、ゲホッ…うぇぇぇ』



河の水飲んじゃったし!太宰まじ殺す。



「A〜!無事で良かった〜!!」


私に抱き付いてわんわん喚く太宰に腹パン喰らわしてから状況を国木田に訊く。



「河を流れていた太宰をお前が見付けて引っ張り出した処、太宰がお前を道連れにして河に入水、意識を失ったお前を太宰が引っ張り出した」

『そうか、取り敢えず太宰は一人寂しく入水しろ』




元々泳ぎが苦手な私が行成水に入れられたら如何なるか、溺れるわ。




『あー、苦しかった』

「大丈夫何ですか?一条さん」

『此奴の部下だった時に両手両足縛られて無理心中させられそうになった事があるからな』



「太宰…」

「織田作御免ってば、只一緒に死ねたら幸せだろうなぁって…御免なさい!」




太宰は出張から帰って来た織田作に怒られてる、ざまぁぁ!!




「A、大丈夫か?心臓は大丈夫か?肺も」



『私の場合灰被りが有るから死ねないンだよねェ…』



あ、腕に埋まってる。


赤ずきんでジャキンッ、と切ると灰被りが腕から出た。



「?!…」

『あー…敦君コレ見るのは初めてか。


私には異能が無くてね、此れはとある骨董品屋から買い取ったンだ。

だから太宰が触ってても灰被りは私の時間を巻き戻すし私は灰被りを着けている間は老いも死にもし無い』


「そんな物が有るんですか…?!」

『俺の他にも持っている者が居てね、『カタリベ』と云うんだ』


「え、じゃあ一条さんは何歳なんですか…?」

『体年齢18…かな?実年齢は22だよ』

「えっ、私達と同い年なの…っ?!」

「18じゃ無かったのか…」

「えぇっ!」



『太宰には云ってなかったか』

「織田作知ってたの?!」

「まあな」




『太宰、次やったら縛って河に棄てるから』

「はーい…」

・→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (23 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
38人がお気に入り
設定タグ:文スト , 双黒 , 愛され
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ニャー吉 - 面白かったです!!更新頑張ってください!! (2017年5月4日 23時) (レス) id: 274ae07ce4 (このIDを非表示/違反報告)
雲霧カフカ(プロフ) - 海月さん» あっ、すみません!オリジナルフラグ外しました!ご注意、有難う御座います!! (2017年1月5日 19時) (レス) id: 1f6bce72e1 (このIDを非表示/違反報告)
海月 - こんにちは。「オリジナルフラグ」が外れていませんよ。二次創作ですので、住み分けにご協力お願いいたします。 (2017年1月5日 15時) (レス) id: f08cf5272d (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:文ストLove | 作者ホームページ:   
作成日時:2017年1月4日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。