誰か助けろよ【文豪ストレイドッグス】【双黒】

・ ページ2

今日も直属の上司の悲鳴が響く。……大方、相棒の幹部に悪戯と云う名の嫌がらせを受けたのだろう。


……ベッドに蛞蝓でも入れられたか？



『中原さん、何か手伝う事は有りますか？』

「すまねェ、これやっといてくれるか？」

『承知しました。……大丈夫ですか？』

「そう思うか？」

『いえ』



自分の仕事机に戻る。器用な方だからどんどん進む。


1時間程経ち、終わると同時に肩に手を置かれた。え、リストラ？



「んーと、えー、」

『一条です』

「そう！一条君、君は今日から私の部下ね」

『訊いて居ませんが、人違いでは？……太宰幹部』



この人こそ中原さんのストレスの根源。因みに私は直属の上司の中原さんがやられている所為で良いイメージは無に近いほど無い。



「うん！だって今決めたし」

『私よりも男の構成員の方が貴方様のお役に立てると思いますが』

「男じゃァ駄目なんだよ。私の性 欲 処 理に使うんだから」

『御断り致します』



なんだこいつ。
行成性 欲 処 理とか舐めとんのか。


「うふふ、幹部命令だから」

『中原さーん』

「ちょっと何で中也呼ぶの？！」

『中原さんが好きなので(上司として)』

「白昼堂々何云ってんだ！」

『中原さんリスペクトします』



「うふふ、中也。この子貰うね？」

『助けてー、SOS！！』

「人の使える気に入ってる部下を勝手に引き抜くな阿保幹部！！」

『そーだ、そーだー』




人権尊重ー、平和尊重ー私は平和に暮らしたいー！！


「私に抱かれるだけで十万、私の物になってくれるなら毎日十万あげる」

『やります』

「あ？俺の事好きなんじゃねぇのかよ」

『上司としては好きと云っただけですよ』



お金があれば何でもいいー。


「給料アップ、休日1日増やす」

『一生貴方について行きます！』

「毎日が休日、毎日十万、行為の回数だけ十万あげてく」

『慰み者には……だがイケメンに……普通の人の私にこんなチャンスは……ハッ、玉の輿……？！』





お金に弄ばれる私だった。

・→←設定

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す