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2 ○ ページ2

「______てなわけです 。」

ar「そっか ...」


手短に話すつもりだったのに 、あまりにもこの人が真剣に聞いてくれるから

つい全部べらべらと喋っちまった 。



ar「御前さ 、

よくここまで頑張ったな 。」

「...へ 、」


...頑張ったな 、?

だいたい人にこういう事を話すと 、可哀想だとかなんだかんだ言われ 同情されるだけだった 。

俺は 、同情されるのが凄く嫌いだ 。自分が負けた気がするから 。

でもこの人は 、違う




ar「だってさ 、そんな辛い出来事から10年もたってんだぜ ?

普通なら死のうとか考えるじゃん 。なのにこうやって強く生きてきて 。

御前すっげえ強いやつだと思うよ 。ほんとによく頑張ったな 。」


「は 、 ...御前に何がわかんの 、」


ar「俺も同じ事あったから 。」


「え 、...」


ar「でも俺の痛みと御前の痛みは勿論ちげえと思うし 、

今の俺より御前の方がよっぽど 辛そうな目してんもん 。」


この人も 、俺と同じ事が 、?

なのに今 、何でこんなに笑顔でいれんの 、?



ar「俺さ 、人に同情されるのすっげえ嫌いでさ 笑

このままの俺じゃだめだ 、って思って父さんと母さんの分まで

精一杯生きる 、って決めたんだ 。って 、俺の話してごめんな 、」


「... すげえ 、」


ar「そうか ?笑

俺は御前の方がよっぽど凄いと思うけどな 。」









... なんかこの人 、ほんとすげえ 。

人を元気づけるって言うか 、マイナスじゃなくてプラスに持っていってる様な 。


ああそうか 、この人は

自分の幸せを 、自分自身で手に入れたんだ 。






ar「ん ?なんか御前 、目付き変わった ?

まあとりあえず 、ちょっとこっち来いよ 。」



俺は返事することもなく 、無言で有岡さんの方に行った 。

すると有岡さんは 、椅子から立ち上がり 、俺を抱きしめた 。



「え 、ちょ 、...」


俺が有岡さんの腕の中で反抗するも 、有岡さんの力が結構強くて全然とけない 。


ar「ちょ 、じっとしてろ 。」


さっきより少し低い声のトーンで言われて 、俺は思わず動きが止まる 。


ar「おま ... やまださあ 、下の名前何 ?」


「え 、涼介 、」


ar「んじゃ涼介 、

今なら泣いていいから 。きっと今まで 、沢山苦しんできたし悩んできたんだろ ?

一人で生きてきて 、辛いことも我慢してきたと思うんだ 。

今 思う存分泣いて 、また立ち上がって頑張ろうぜ 。」

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玖 雨 - 更新待ってます !頑張ってください !! (2018年6月10日 19時) (レス) id: 1a897f84c2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:空 羽 | 作成日時:2018年6月10日 15時

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