ノラ猫の恩返し (yb×in)

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yb side


コンビニに戻り、牛乳と子猫用キャットフードを買って帰宅した。


「みゃあ〜♪」


部屋の中をぴょんぴょん走り回ってる笑


慧がクローゼットからトイレを持ってきてくれた。


「これ使ってくれるかなぁ」

「前のいのおの匂い付いてるかな？洗ったけどね」



とりあえず玄関に設置。新しい砂を入れると、いのおが来て、トイレをじろじろ見てる。


「いのおくんのトイレだよ。君の先輩のだったけど…使ってね」


「みゃあ」


「牛乳飲むか？」


再び用意したご飯トレイに牛乳とキャットフードを入れてやると、すごい勢いで飲み出した笑


「お腹空いてたかな。可愛いね」

「ふふ…そんな一気に飲まなくてもいいんだぞー？」


牛乳を飲み干して、今度はカリカリとご飯を食べだす。



「俺たちも飲もっか」


「用意するよ。慧は座ってて」



ビールとおつまみを開けて、ほっと一息…



「はぁ…美味い」

「宏太、めっちゃ疲れてる笑」

「いやもう…びっくりしすぎて」

「俺もだよ…こんな再会あるなんてね…」



カーペットに二人座ってると、食事を終えたいのおが来て、慧の膝に座った。

眠いのか、目が半分閉じてる笑



「お腹いっぱいになったねぇ、いのおくん」


「まだ子どもだもんなぁ…あ、寝た笑」



安心してくれてるのかな。




「…良かった」

「慧？」

「…嬉しいよね」



そう言って、優しい笑顔で見つめてくれる。


心が温かくなる…でも胸はどきっとする…そんな美しい笑顔だった。



「…うん。嬉しいよ」



テーブルを挟んで座っていたけど、慧の隣に移動する。



察してくれたのか、そっと目を閉じる慧。
頬が少し染まっている。



顔を近づけて、ぷるっとした唇に触れた。


ちゅ…と音をたてて吸うと、ぴくっとした。


下唇にはむっと噛みついて、あむあむと柔らかい唇と舌を味わうと、少しお酒の味がする。


「ふぅん…っ」



キスをしながら無意識に慧に重心をかけてたようで、気づいたらカーペットにゆっくり押し倒していた。


「んんっ…こぉ…た」




首筋にキスすると慧が動いたはずみでいのおが滑り落ちたのか、"うにゃっ"という声がした。


「ちょ…待って…」

「…え…？」



ええっ、まさかの拒否！？←



唇を離すと、真っ赤な慧。


「…お風呂…入らせて…っ」



この台詞で…やられました笑

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