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「あの子達が勝手に言ってただけだよ！俺だって迷惑だっ！」
誤解されたくなくてちょっと強く言ったら、慧がびっくりした顔をした。
「それより慧こそ……女の子のフリして…」
「…ああ言えば諦めて帰ってくれるかなって思って」
「え？」
「…俺の宏太だもん。事故で運命の出会いなんて…させない」
真っ赤な顔をして何て可愛いこと言うんだ…俺の恋人は
「そんなんだったら…彼女のフリくらいいつでもする」
俺…なんて愛されてるんだろ
「…慧、こっち」
手招きすると来てくれた。カーテンを閉めてベッドに腰かけて、俺の頭をそっと撫でてくれる。
「…ゆうべは寝れた…？頭痛くない？」
「うん、ちゃんと寝れたよ…大丈夫」
「それなら安心」
俺の頬にちゅっとキス。
「…おれ…宏太いないとだめだから」
「慧」
「宏太がいてくれないと…困る」
左腕をそっと慧の背中に回すと、それに応えて俺にもたれかかってくれた。
「俺も」
「ん？」
「俺も…慧いないと嫌」
「ふふ…"困る"じゃなくて嫌なんだ」
「うん」
「じゃ、そばにいるね」
「俺も、慧のそばにいるよ」
二人でふふっと笑う。
「ね、慧…もっかい頭撫でて？」
「甘えんぼさんだなぁ」
「昨日ひとりで寝たから愛に飢えてんの」
「そんなの俺もなんだけど」
そう言って頭を撫でて髪をすいてくれて
「俺だって…寂しかったんだよ？」
「わかってる！」
「でもあともう一晩お互い一人だね」
「つらいー！」
ぎゅっと抱きあい、ぬくもりを確かめあう。
「ね、今夜寂しくないように、いっぱいキスして？」
「言われなくてもしますよ」
慧の唇を掬うように舐めて、甘いキスをしてあげる。
「ふぅ…ん」
「んん…」
慧をとろとろにしてたらドアが開く音。
「薮さーん。検査行きますよ〜」
「！！」
慌てて離れる笑 慧がぷっと笑った。
「いってらっしゃい」
「…まだ帰らないでね」
「ふふっ、ちゃんとここで待ってるから大丈夫だよ」
いきなりの骨折、びっくりしたし痛かったけどさ
…慧が俺のそばにいてくれて良かった。
俺の恋人は…誰よりも俺のこと思ってくれてる。
ケガしたのに…こんなに幸せな気持ちって…変なの。
fin.
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ましろ(プロフ) - 夏夢さん» 承りました♪ 必ず書くのでお待ちください(^ε^) (2020年2月1日 0時) (
レス) id: 8371985186 (このIDを非表示/違反報告)
夏夢(プロフ) - ましろさん» えっ、リクエストしてもいいんですか？しちゃいますっ(///ω///)♪社会人な二人のお話をぜひっ(>▽<) (2020年1月31日 20時) (レス) id: 6404b316b5 (このIDを非表示/違反報告)
ましろ(プロフ) - 夏夢さん» ありがとうございます(≧∇≦) 夏夢さん、それはリクエストですかっ！？私もこのお話の二人は大好きだし、そもそもスーツ萌えなのでw リクエストしてくださるのならどこかで社会人編書きますよ〜♪♪ww (2020年1月31日 13時) (レス) id: 8371985186 (このIDを非表示/違反報告)
夏夢(プロフ) - 完結おめでとうございます(涙)帝王が年下の、新鮮なお話が更新ごととても楽しみでした(///ω///)♪新しいお話も勿論楽しみにしていますが、黄緑くんも社会人になったこの二人のお話もまた、読んでみたいなと思いました。お疲れさまでした！(*^^*) (2020年1月31日 12時) (レス) id: 6404b316b5 (このIDを非表示/違反報告)
ましろ(プロフ) - ゆずさん» ゆず様、初めまして(^^) ファンだなんて、とても嬉しいですー！！ 次のお話でもこっそり(←笑)お立ち寄りください♪ (2020年1月31日 11時) (レス) id: 8371985186 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ましろ
| 作成日時：2019年9月29日 23時
