ライバル再び! 1 ページ8
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土曜日の朝。
宏太の胸元に頭を乗せて寝てたみたい。
頬に触れてた素肌にちょっとどきっとしてしまった。
昨夜の余韻が残るベッド、何も纏わず寝てしまってたな…と、自分の背中に回る恋人の腕から感じる体温に幸せに浸る。
そっと顔を上げると、宏太はまだぐっすり。
「よく寝てるなぁ…可愛い」
数時間前の俺を求める強い瞳とは正反対の、穏やかな寝顔。長い睫毛が綺麗に並んでる。
ずーっと見てられるな。
でもそろそろ起きて欲しいので、少し身体を上に持ち上げ閉じられてる唇にそっと自分のをくっつけて、触れるだけのキス。
「…」
ふふ。まだ起きない。
「起きて…宏太」
もう一度。今度はむにゅっと押しつけてちゅうと吸ってみた。
「んむ…?」
ゆっくり瞼が開く。俺の王子様のお目覚めだ。
「…」
「…おはよ、宏太」
「…けい…?」
「へへ。おはようのちゅう…」
言い終わらないうちにぎゅっと身体を引き寄せられて、宏太のお腹に乗っかった。
「こう…た…?くるしっ笑」
「朝から可愛いことしないでよ…」
「だって宏太が起きないから…んんっ」
今度は言い終わらないうちに唇を塞がれた。
宏太が俺の両頬をそっと包み込んで、柔らかい唇が重なりあう。
ほどなく、宏太の舌が俺の口内に入ってきた。
「…んうっ…ふう…ん」
「んん…」
絡み合う舌に、触れあう素肌が熱くなる。
唇が離れた。宏太のお腹に覆いかぶさって息を整える。
「ぷはぁ…朝から激しっ」
「慧のせいだもんね。朝から誘ってくるから」
「違っ!誘ってないしっ!!」
「うそうそ。おはようのちゅー嬉しいよ」
いつもこうやって俺をからかうんだ。
わざとむくれた顔をしてやったら
「…怒った?」
ふふ。可愛い。
返事をする代わりに、宏太の下唇をはむっと噛んでやる。
宏太がびっくりした顔をした。
「…しかえし」
「やっぱ怒ってんじゃん笑」
「怒ってないってば」
宏太の手がするっとお尻に移動して、撫でだす。
「こらっ!触んなっ!えっち!!」
「えっちって…いいじゃん…しよ?」
「だぁめ!今日はこれからシーツ洗って布団干して掃除もしないと!!忘れたの?」
「…忘れてません…ゆずが来ます」
そう!
これから宏太のかわいい姪っ子、ゆずちゃんが泊まりがてら遊びに来るのだ。
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ましろ(プロフ) - 夏夢さん» 承りました♪ 必ず書くのでお待ちください(^ε^) (2020年2月1日 0時) (レス) id: 8371985186 (このIDを非表示/違反報告)
夏夢(プロフ) - ましろさん» えっ、リクエストしてもいいんですか?しちゃいますっ(///ω///)♪社会人な二人のお話をぜひっ(>▽<) (2020年1月31日 20時) (レス) id: 6404b316b5 (このIDを非表示/違反報告)
ましろ(プロフ) - 夏夢さん» ありがとうございます(≧∇≦) 夏夢さん、それはリクエストですかっ!?私もこのお話の二人は大好きだし、そもそもスーツ萌えなのでw リクエストしてくださるのならどこかで社会人編書きますよ〜♪♪ww (2020年1月31日 13時) (レス) id: 8371985186 (このIDを非表示/違反報告)
夏夢(プロフ) - 完結おめでとうございます(涙)帝王が年下の、新鮮なお話が更新ごととても楽しみでした(///ω///)♪新しいお話も勿論楽しみにしていますが、黄緑くんも社会人になったこの二人のお話もまた、読んでみたいなと思いました。お疲れさまでした!(*^^*) (2020年1月31日 12時) (レス) id: 6404b316b5 (このIDを非表示/違反報告)
ましろ(プロフ) - ゆずさん» ゆず様、初めまして(^^) ファンだなんて、とても嬉しいですー!! 次のお話でもこっそり(←笑)お立ち寄りください♪ (2020年1月31日 11時) (レス) id: 8371985186 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ましろ | 作成日時:2019年9月29日 23時