パステルライフ 4(yb+in)

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病院へ着くと、インフルの疑いだからと別室へ通されて、まず検査。


「ひっく…ぐすっ」

「頭痛い？寒いかな」

「あたま、いたぃ…ひっく」


少し震えてるので、俺のジャケットを掛けて待つ。混んでいたのでなかなか呼んでもらえなかった。



「薮さん、お待たせしました」



やっと診察室へ。



「検査結果ですが、インフルエンザですね」

「やっぱり、そうですか…」

「最近急に流行してますからね。特に幼稚園とかは広がりやすいのでね」

「はい」

「幼児だと、まれに熱性けいれんが起きることがありますので、くれぐれも気をつけてください。お薬は1日2回、水分もしっかり摂るように」

「熱が下がったら、幼稚園は行けるんですか？」

「未就学児ですと、基本発症から5日間は行けません。解熱しても、そこから3日経過しないと登園は禁止です」

「なるほど…あ、食べ物とかで気をつけることはありますか？」

「お粥などの消化に良いものが一番ですが、ジュースやプリンなど食べたいと言うものをあげてください。例えばアイスが食べたいって言ったら、全然食べさせてあげて大丈夫です」

「わかりました！」





何種類かのプリンやスポーツドリンク、アイスなどを買って帰宅して、早速身体を拭いてパジャマに着替えさせる。


「喉乾いてるだろ？ゆっくり飲んで」


子ども用のスポーツドリンクを少しずつ飲ませると、こくこくと飲んだ。


「ふぇ…いたいよぉ」

「頭？身体もかな」

「ぜんぶいたいぃ…」

「よしよし、もう少しがんばろうね」



ただならぬ慧の様子を心配してるのか、ニャン太も落ち着かずベッドの周りをうろうろ歩き回っている。


「プリン食べれそう？」

「ぐす、ぅん…」



シロップ状の薬を混ぜたプリンを食べさせて(後味が少し苦いらしいので甘いものに混ぜると良いと受付で教えてもらった)、慧は眠りについた。
隣でニャン太も寝ころぶ。


「ニャン太、少し見ててくれる？着替えと片づけするから」

「にゃあ」




ふぅ、とりあえずこれで熱が下がるのを待つのみ…。

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