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溜め息をつきながら寮まで歩いていると
自販機にさっきの女の子がいた
あ、と小さく声を漏らす。
すると私を見るなり咥えてたタバコを離して
こっちに手を挙げてきた
別に馴れ合いをしたい訳では無いので
そばには行かずこの場で「どうしたの?」
と声を掛けた。警戒心である。
「部屋に財布置きっぱだから奢ってよ」
......ちょっと何言ってるか分からなかった
失礼すぎると思う。
でも断る勇気もなくて、本日何回目かの
溜め息をついて財布を出しながら歩く
「ここには変なのしかいないの?」
「アハ、人聞き悪いねぇ〜」
水、そう言われお金を入れて
水のペットボトルのボタンを押した
気だるげな声でありがとと言われ
返す言葉もなかったので無言で渡す
「ま、部屋隣なんだし
ちょっと話そう」
断る了解もなかったし
この人達のことを知るにはいい機会だと思った
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作者名:蟻子 | 作成日時:2023年10月1日 10時