努力家なprincessちゃんの物語 (ページ2)

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そんな状態で1年が過ぎた時玄樹と勇太が声をかけてくれた。

神「ねぇ、ご飯食べよ？」

私は批判を浴びても何を言われても何も言わずにいたから声をかけてくる人なんてだれもいなかったしただ影でひそひそと話されるだけだったからその一言がすごく衝撃的だった。

あ「あ、え、…私？」

神「りんちゃん以外いないでしょ？笑」

たしかにそうだ。午前のレッスンが終わってみんなはバラバラにご飯を食べ始めている。レッスンが終わってもなお練習を続けていたのは私だけだった。

練習が好きだった訳じゃない。だけど練習しないと周りのJr.には到底ついていけるようなレベルじゃなくてご飯も食べずに気がつけば練習する癖がついてしまっていた。

岩「…れる…」

あ「…え？」

岩「…るから」

あ「…えーっと…。」

神「ごめん、玄樹はただの人見知りで声出せてないだけだから。飯食わないと倒れるって心配してんだよ。」

あ「あ、ありがとう。」

神「飯食おうぜ。」

あ「…はい。」

今でも思うけど本当にこの時の玄樹は何言ってるのかわからなかったな。笑

その日から私のジャニーズ人生は変わっていった。

岩「りん～。そろそろ帰ろうよ～。」

あ「ごめんっ。もうちょっとだけ…。」

神「りん？もう今日はおわり。がんばりすぎだから。」

あ「だけどっ…。」

いつも練習についていけてないから1人残って練習していたところに玄樹と勇太が残ってくれるようになった。

前は倒れそうになるまで続けていた練習を止めてくれる人ができた。

玄樹と勇太の存在は本当に本当に大きなものになっていったんだ。

岩「はいっ。おつかれ。これ飲んで帰ろ？」

あ「うん…。いつもごめんね？」

岩「いーの、俺らが残ってたいだけなんだから。」

神「そうそう。」

あ「ん、ありがとう…。」

玄樹と勇太のおかげで私は少しずつ周りのJr.の人たちと話せるようになった。そしてもっと少しずつだけどファンがついてくれるようにもなった。

そして2018年の1月。King & Princeとしてデビューが決まった。