88 ページ3
浜崎みゅうside
初めて面会した日から2週間、今週は廉と紫耀に会うことになっている。
「みゅうちゃん？あ、起きてたねっ。面会そろそろ行けそうかな？」
あ「はい、大丈夫です。」
「よし、行こっか。」
歩いているとだんだん不安になる。会う前までは大丈夫なんだ、本当に。だけどいざってなるとやっぱり…。
「みゅうちゃん？大丈夫？」
あ「ちょっと…。」
「じゃあ一回休もっか。あそこまで歩けるかな？ちょっとゆっくりしよう？」
あ「すみません…。」
会いたいのに怖くなる自分がやっぱり消えなくて、スムーズに行けない日のほうが多い。
「はい、お水飲んでちょっと休もう！」
あ「すみません、ほんと…。」
「謝らないで？みゅうちゃんはなにも悪いことしてないよ。疲れたら休んでいいし、なんでも言っていいの。それに迷惑だなんてちっとも思ってない。だからなんでも言って？」
あ「…、やっぱりちょっと怖くなっちゃって。会いたくないんじゃないのに、どう思われてるのかなとかほんとはやっぱり来たくないんじゃないかなとか…。」
「そっか…。不安になっちゃうね。」
あ「でも4人に会って、たくさん話してくれてゆっくりしか返せなくても待ってくれて、みんなとずっと一緒にいたいって思ったんです。なのに…。」
「そうなんだね。でも気持ち少しだけわかるな。私もね軽かったんだけど社会に出てすぐのころ男の人と話すの怖くなっちゃった時期があったんだ。今は全然平気だけどね？笑」
あ「そうなんですか…？」
「うん。付き合ってた彼氏にさえ会うの怖くなったな。だけどねその人絶対私に会うのやめなかった。それで毎日会ってるうちにいつのまにか怖く無くなってた。」
あ「全然怖くないですか？」
「今は全然！ずーっと一緒にいたからかな、話すのが当たり前になっちゃって男の人といるのが日常になってたから怖くなくなったと思う。」
あ「ほんとに…？」
「ほんとっ。だからきっとみゅうちゃんも怖くなくなるし、みんなと一緒にいるのが幸せだなって感じられると思うな。」
あ「…私。みんなといたい。」
「うん。」
あ「おうち…帰りたいっ…。」
「わかった。わかったよ、先生に相談しようね。おうち帰りたいって言おうね。」
あ「うん…っ。」
素直にそう思った。みんなと一緒にいたい。離れたくない。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 710人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
家族 - 話の内容が感動的すぎて、読んでる途中に大号泣しました。また更新頑張ってください！ (2022年7月25日 16時) (
レス) @page18 id: 7066cb4000 (このIDを非表示/違反報告)
nafsuki19900819(プロフ) - 完結おめでとうございます！お疲れ様でした(*- -)(*_ _)ﾍﾟｺﾘ番外編楽しみにしてます！ (2019年10月19日 7時) (レス) id: c6178b4acd (このIDを非表示/違反報告)
ゆずさや - このお話すっごく大好きで何度も読み返しています!主人公がなっちゃんと話してるところが一番好きです!やっぱり親友はいいなーと改めて思いました!私も親友とこれからも仲良くします!更新頑張って下さい!応援しています! (2019年9月22日 10時) (レス) id: 01115f1c36 (このIDを非表示/違反報告)
りあ - このお話めちゃめちゃリピってます！大好きです！ゆっくりでもいいので更新お願いします！ (2019年8月2日 19時) (レス) id: f939e956e3 (このIDを非表示/違反報告)
菊池みい(プロフ) - 私も昨日の朝知りました。。ジャニーさんのおかげで菊池風磨に出会えました。くも膜下出血で、倒れたのがほんの数日前で、一昨日亡くなりましたね、、安らかにおねむりください。 (2019年7月11日 23時) (レス) id: 26936689f1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みゅう☆げん | 作成日時：2019年7月2日 3時
