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浜崎みゅうside
ガラッ
シーン
「来れたんだ？」
「昨日は逃げたのにね〜。」
次の日学校に少しの希望を持っていったけどその希望も無駄で、やっぱり何も変わるわけじゃなかった。
な「みゅう、おはよ。」
あ「なっちゃん。おはよう。」
大丈夫。周りの声は聞かなければいい。私は静かに席について、本を読んだ。
昨日どうしたら教室に居続けられるか考えた結果だ。
本を読んでれば周りの声なんて聞かなくてすむ。
キーンコーンカーンコーン
「きりーつ。れーい。」
「おねがいしまーす。」
授業が始まってしまえば思っていたより平気だった。
だけどそれも最初だけだったんだ。
ジリジリと暑い日差しが強くなってきて7月になった。教室での雰囲気は相変わらずだし、私はあれから毎日わけのわからないことを言われ続けてる。
？「浜崎さん？大丈夫？」
ある日なっちゃんが体調を崩して休んでいた。その時私に声をかけて来てくれた子がいた。
あ「竹本くん？」
となりのクラスの竹本くん。学年1優しくてカッコいいと女子の中ではかなりのモテ具合。
去年同じクラスでなにかと私に学校のことを教えてくれたんだ。
竹「いつもいる子は？」
あ「今日は休みで。」
竹「そうなんだ。…じゃあさ！一緒に昼飯食べよーぜ！」
あ「え、ちょ、」
戸惑う私の手を引いて教室から少し離れた屋上の扉の前にきた。
あ「ねぇ、なに？」
竹「別に？ただご飯食べよーぜって！」
あ「意味わかんない。私、教室でいい。帰る。」
そう言って帰ろうとすると
竹「待てって！」
離そうとした手にさらに力が加えられて帰れなかった。
竹「毎日、そんな泣きそうな顔で教室にいるの辛くないの？」
あ「っ。そんな、ことない。別に泣きそうなんかじゃ。」
竹「嘘じゃん。泣きそうでしょ？…ほら、今だって。」
私は気づけば目に涙をためていた。
今日一日でわかったんだ。私は1人じゃ無理だって。
朝から1人で本を読んでたけど、やっぱり周りの声は気になって。なにを話してても私のことを言われてる気がしてならなくて怖くてつらくて。だけど今逃げたら、保健室に行ってしまえばみんなにバレるかもしれない。そしたら迷惑をかけて嫌われるかもしれない。
みんなには嫌われたくない…。
あ「ごめっ。っ…。だいっじょうぶっだから…。」
竹「大丈夫じゃないくせに。」
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しおり(プロフ) - ちなみにトントントンってなんの音ですか？理解力なくて申し訳ない…… (2019年12月10日 2時) (
レス) id: 7d127862f5 (このIDを非表示/違反報告)
みお(プロフ) - 長編すきです！！更新楽しみに待ってます！頑張ってください！ (2019年5月13日 23時) (レス) id: a412d37542 (このIDを非表示/違反報告)
おおた(プロフ) - わたしも長編好きです笑。更新大変だと思いますが、楽しみにしてます!! (2019年5月13日 17時) (レス) id: 788c2da8be (このIDを非表示/違反報告)
ゆかぴ(プロフ) - 毎日楽しみにしてます！ (2019年5月13日 6時) (レス) id: 5eaf1cb74a (このIDを非表示/違反報告)
紫耀担ティアラ - 毎日が楽しみ過ぎです!頑張って下さい! (2019年5月13日 1時) (レス) id: 82b36fd805 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みゅう☆げん | 作成日時：2019年4月24日 1時
