ホントの恋なんてない！【黒尾・赤葦】

青葉城西 ページ43

食堂に着くと、既に結構人が集まってた

どこで食べよう？

京治に聞こっかな

そう思っていると

？「あ〜！可愛い子見っけ！」

そんなチャラい声が聞こえた

振り返ると、鰹節みたいな頭をした人が私の方を指していた

キョロキョロしてると

？「違う違う！キミだよキミ！黒髪ロングのキミ！」

え？

まさか私？

あ「私ですか？」

？「そーそー！キミ！名前はなんていうの？」

あ「えっと…梟谷２年の黒咲Aです」

？「Aちゃんか〜！俺は及川徹！よろしくね☆」

ん？

なんか星飛んでない？

この人ガチでヤバめな方だわ

あ「…よろしくです！鰹節さん！(ニコッ」

私は満面の笑みで鰹節さんと呼んだ

すると、隣にいた同じジャージを着た集団が笑い出した

？「鰹節ってwww」

？「いや〜、マジウケる！」

？「ホントですね、ザマ〜です」

？「てか、及川テメー！他校に迷惑かけんな！」

なんだなんだ？

凄いことになってきた

ここはスルーして席について良いかな？

私は京治と顔を見合わせる

すると

及「ね〜！Aちゃん！一緒にご飯食べない？」

え？

ヤダ！

チャラい人と一緒は勘弁

あ「丁寧にお断りします！」

するとまた笑いが起こる

？「A？ちゃんだっけ？キミホント最高！俺、花巻貴弘！青葉城西の３年！よろしく！」

？「俺は同じく３年の松川一静だ！よろしくな！」

？「俺も同じく３年の岩泉一だ！副主将をやってる、さっきからうちのクソ川がすまねーな」

あ「いえいえ！というか、岩泉さんが副主将なんですね！それなら主将はさぞかし真面目な良い方なんでしょうね！」

岩「…それだが…うちの主将は…あのクソ川だ」

え？

あ「ハァァァァァァァァァ！？」

及「え？ちょっと驚きすぎじゃない！？及川さん泣いちゃうよ！？」

あ「え？だって！え！？なんであなたが主将なんですか？どう考えても岩泉さんの方が適任ですよね？」

花「く、クハハハ！もう無理！てか、Aちゃん最高！」

岩「だな、ってさっさと座んねーとメシ食えねーぞ！」

松「Aちゃんも一緒にどう？」

あ「えーと…」

私は京治を見る

赤「俺も良いですか？」

京治がそう言った

すると

岩「良いぞ、それならAもここで食えるんだろ？」

赤「まぁ、はい」

及「なら決まりだね☆」

また星

鬱陶しいな

私たちは取り敢えず席についてご飯を食べ始めた

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