ホントの恋なんてない！【黒尾・赤葦】

朝練 ページ14

学校について私と京治は一旦別れた

着替えるのに男女一緒はないでしょ？

私はおろしてきた髪を頭の高めの位置でまとめてお団子にした

これの方が仕事捗るんだよね〜

髪が邪魔になんないから

更衣室を出て体育館に行く

京治がポールを出してくれたからネット張りを手伝う

ボールのカゴも出したしあとはドリンクとタオル

水道に行くとかおり先輩と雪絵先輩がちょうど来た

あ「おはようございます！」

2人「おはよ/〜」

今日も相変わらず可愛い2人

癒しだよ

て、ダメダメ！

私は頭をブンブン振ってその考えを放り出した

だってなんか変態思考っぽいじゃん？

私はスポドリ作りに集中して今度こそさっきの思考を追い出すことに成功した

ドリンクが作り終わり、タオルを取りに行こうとするとかおり先輩と雪絵先輩が持ってきてくれた

あ「タオルありがとうございます！」

雪「いえいえ〜スポドリ1人でやってくれたしね〜」

か「気にしないで！」

あ「ありがとうございます！」

そして、2人とともに体育館に行こうとするとスマホに着信がきた

2人には先に行ってもらってラインを開くと、昼休みにお誘いを受けた

もちろんアレのね

どうしようか考えてると昨日の京治との会話が思い出された

…今日は断るか

心配してくれた京治に感謝の気持ちを込めて呟いた

ありがと…

自然と口角が上がった

ラインで断る内容の文を送り、私は体育館に入った

物陰で私の様子を見ている人がいることも知らずに

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