2粒目 ページ3
さて、ここで皆さんに問題です
私は今、どこにいるでしょうか???
正解は、、、、
『ちょっと、何立ち止まってるの?早くしてよ〜』
A「あの、ここって、、?」
『僕の家に決まってるでしょ』
私の目の前には高身長野郎の家であろう、タワマンがそびえ建っていた。
いちごタルトを買い終わったあと、高身長野郎と一緒に近くのスーパーに行って、材料を買った。
名前は、五条悟と言うらしい。
A『(どっかで聞いたことある気が、?まぁ初対面だし、そんな訳ないよね、あはは☆)』
そんなこんなで五条悟の家に着いた。
中は生活感のない、まるでモデルルームの様な部屋だった。
A『ここ、ほんとに貴方の家?物とかも少ないんだね』
「殆どここ、使わないから。それより早くいちごタルト作ってよ。」
「あ、あとコーヒーも忘れないでね〜。砂糖たっぷりで♡」
何を言っても耳を傾けてくれそうになさそうなので、
キッチンに向かい早速作りはじめた。
A『(いちごタルトくらい作れるけど、見るからにあの人お金持ちだよね??めっちゃ舌肥えてそうだしやだなぁ、、)』
いちごタルトと嫌がらせかと思うほどに砂糖を入れたコーヒーを五条悟のもとに持っていくと、
心地の良い吐息をたて、ソファで寝ていた。
A『(目隠し外れてる、、。やっぱりイケメンの分類に入るんだなぁ。)』
五条悟の顔を凝視していると、
まるでどこまでも続く海のような
どこまでも続く空のような
青く澄んだ瞳が私を捉えていた。
A『きれい……。』
「…え、?」
A『え、あ…!な、なんでもない!!それより、人に作らせといて自分は寝てるとはいいご身分ね!!!』
おもわず口に出してしまうほど、五条悟の瞳は綺麗で、吸い込まれそうになった。
「照れるなよ〜。僕の寝顔がかっこよ過ぎて見とれてたんだろ?はっきり言えばいいのに〜♡」
A『(あ、前言撤回。こいつ、やっぱり“残念系"イケメンだわ、、)』
『それより、早く食べてよさ。私だって暇じゃないの!!!』
「はいはい、w 」
私の態度に少し笑いをこぼし、出来上がったばかりのいちごタルトを口に運んだ。
「……ん、美味しいじゃん」
A『そりゃあ、私が作ったんだからね!!!』
「あそこの店ほどじゃないけどね〜」
そんな悪態をついたにもかかわらず、五条悟はその後も食べ続け完食していた。
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作者名:隣の佐藤さん | 作成日時:2020年12月21日 22時