私の居場所 3 ～自由～ (ページ47)

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No side

『翌朝。この日はドラマの撮影が

入っていないため朝から春に控えている

ライブの稽古があるため稽古場に

双子のお兄さん、瑞稀さんと共に

向かいました』

瑞稀「おはよう」

　「おはようー」

『稽古場に入ると……』

猪狩「おはようございます」

『メンバーの猪狩蒼弥さんが一人で

ストレッチを始めていました。

実は超しっかり者の猪狩さん、

こう見えても17歳の現役高校生』

スタジオ「えー！見えない」

『女子である紅一点さんは別部屋で

着替えている間橋本涼さんや猪狩さんと

同い年の現役高校生の作間龍斗さんが到着。

紅一点さんの着替えも終わり残る

メンバーは一人。最年長でグループで

はいじられキャラの高橋優斗さん』

優斗「すみません遅れました」

橋本「寝坊？」

優斗「いや、渋滞に巻き込まれて」

蒼弥「皆やるぞー」

『猪狩さんの一言で全員が椅子から

立ち上がり器用にローラースケートを

履いていきます。恐るべし高校生です。

そして稽古が始まっていきます』

『ここまで紅一点さんの密着して

スタッフあることに気付きました。

それが。3、2、1。』

　「ありがとうございます」

『どの現場でも必ずありがとうの言葉を

言うこと』

　「小学生の頃にジャニーさんに

引き取られてからそういう事を言うように

育てられてきたから何ですかね」

『実は紅一点さん小学生３年生の夏に両親を

交通事故でなくしているんです。

親戚とあまり関わりを持っていなかった

双子の兄妹はある日の学校の下校中に

ジャニーズ事務所の社長である

ジャニーさんと出会います。

そしてジャニーズのオーディションを

受け合格した双子の兄妹はジャニーズJr.の

仲間入りをしました。瑞稀さんはすぐに

馴染むことが出来ましたが、

ジャニーズ史上異例の女子であった

紅一点さんは中々馴染むことが

出来ませんでした。

そのため人見知りの性格が現れ始め

多くの人に心を閉ざすようになり

ジャニーズファンからのアンチが

止まらなくなりました。

しかし、努力を人一倍し誰からも

認められるようになった紅一点さん。

だからこそ自分を認めてくれた人達には

感謝の気持ちを忘れないようにしてきたと

いう紅一点さん。今の紅一点さんが

認められるようになったのは

亡き恩人と彼女の人柄なのかも

知れませんね』