私の居場所 3 ～自由～ (ページ30)

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小クラページ30

Aside

今日は小クラの撮影日

オープニングが終わりしばらくしてから

美少年の龍我となおくんと一世の

ソロ披露があった

舞台裏で私は隣にいる一世の

緊張を和らげていた

　「大丈夫だよ一世。私でも出来たんだから」

金指「いや、そういう問題じゃないです」

　「でも、緊張して風には見えないよ」

金指「けっこう言われます」

　「ほらなおくんも歌い終わるよ」

金指「行ってきます」

　

私は一世の背中を押した

一世が歌い終わり私は安心して

一旦楽屋に戻ろうと思った

階段を登り終わり楽屋に入った

瞬間誰かに腕を捕まれた

紫耀「参上！」

廉「小クラポリス」

　「えっ……？」

私は廉に腕を捕まれていた

　「どういうこと？」

紫耀「小クラポリスです」

　「私にですか？」

廉「あなたにです」

＿＿＿＿＿

廉「まず一個目から」

　「はい」

廉「7MEN侍の中村嶺亜から。

井上Aは永瀬廉が嫌いらしい」

紫耀「分かるはー」

　「分かるよね」

紫耀「わかる、わかる」

廉「あの、そこで共感するのだけ

やめてもらってええ？」

廉「詳しく説明してもらって良いですか？」

　「あの、けっこう廉と連絡とかしてて

たまに夜中に電話して来ることが

あってそれを私が稽古場とかで

7MEN侍とかに廉の悪いところを吹き込んでる」

紫耀「夜中に電話してくるの？」

　「そう！しかもこれから

寝ようとしてるのに！」

紫耀「これは非常に迷惑罪ですね」

　「ホントにやめてほしいの！」

廉「だから最近メール、

既読スルーするんや！」

　「やっと分かったか！」

廉「どうしたら許してもらえる？」

　「ご飯を奢ってくれたらいいよ」

廉「まじで！すぐ行こ」

　「そんなに私に許してもらいたいの？」

廉「当たり前やん！」