12人の妹～孤独～ (ページ3)

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自分の朝ページ3

Aside

スマホのアラームの音で

目が覚める

着なれた制服に袖を通した

鞄を持ってリビングに降りた

「おはよう」

リビングのドアが

開け挨拶をする

でも誰も居ない

鞄を置きキッチンに

立ちパンを焼き食べる

歯みがきや顔を洗って

鞄を持ち家を出る

駅に着き電車に乗る

イヤホンを付けて駅に着くのを待った

兄さん達は、ジャニーズのアイドルだ。

両親は、私が小一の時に

交通事故で亡くなった。

両親が亡くなる前から何人かの兄さん達は

既にアイドルだった

両親が亡くなってもっと生活費を稼ぐために

仕事を毎日入れていた

すると当然、一緒に過ごす時間が減った

その頃からだった。

いじめが始まったのは。

小学生の時にクラスの皆に

キスマイが兄だということが

ばれて女子からいじめを受けた

その頃から兄とは、

家にいても距離をおくようにして、

なるべく関わらないようにした。

そして、小学五年生の三学期に

皆とは、違う中学校に

行きたくて中学受験を

受けることにした

約一年間必死に勉強して、

受験に合格をした頃近所の

２つ年上の女子が

　「これ受けてみない？」

と言われアイドルの

オーディションの紙を渡された。

でも、受ける気なんて無かった。

必死に勉強して受かったから

どうしてもこの努力を無駄には、

したくなかった。

そして、４月から皆とは、

違う中学校に通い始めた。

中学校は、楽しかった。

友達も沢山できて一人でいる

時間が急激に減った。

そして、下の兄がジャニーズJrの

グループHiHi Jetsを結成した

人気のグループに成り、

テレビの出演回数も

急激に増えた

高校は、皆と同じ高校を

受験して合格をした

『まもなく…』

アナウンスで我に返り、

イヤホンを外して電車を

出て学校に向かう