いつか君にーこれからは君と共にー

大切な話 ページ24

Aside

どうやら私はあの後眠ってしまったようで、気づけば布団に寝かされていた。
そしてその横で煉獄さんが私をじっと見ていた。


｢起きたか｣

『はい………おはよう、ございます。
けど、これは取ってくださらないんですね』


逃げないと判断されれば足枷とかを取ってもらえると思っていたけど、そんな簡単には取ってくれないようだ。


｢もうしばらくつけていなさい｣

『いや、と言えばどうなりますか？』

｢その話は終いだ。
君とは大切な話をせねばならん。｣



大切なはなし？なんだろうか。
私が死のうとした理由？
それとも永遠に私はここに閉じ込められるってこと？
それともここを追い出されて1人で生きろってこと？
それとも私を死なせてくれるってこと？



……………どんな話にせよ、嫌な予感しかしない。





｢そうだな、話は大きく2つだ。
君にとっていい話か悪い話かは知らんがまずひとつ目を離させてもらう。｣



ちょっと待って、いい話か悪い話か私次第ってどういうこと？こわいよ、煉獄さん………………





恐怖のせいか意識が薄らいでいく。
どんどん煉獄さんがぼやけていく。
どんどん声が遠くなっていく。






｢A、君は━━━━━━━━━━━━━━━｣

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