いつか君にー己を失った君ー (ページ7)

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狐面君ページ7

Aside

声のする方へ向かうと
狐の面を付けた男の子が
たくさん手のある鬼と戦っていた

何故か彼は鬼にとても怒っているようで
無茶苦茶な振りをしている

このままでは、彼はやられてしまう
とりあえずあいつからはなさないと

『炎ノ呼吸弐ノ型昇り炎天』

鬼が驚いているすきに狐面君を抱えて
近くの木の上に隠れる

『君、刀を無茶苦茶に振りすぎだ
1度呼吸を整えて、君の動きならあいつも倒せるよ』

｢ありがとう！君の名前は？｣

『自己紹介はあとだよ狐面君
さあ、とっととあいつを倒すよ』

｢あぁ！｣

『君はすきにあいつを攻撃するといい
後ろから援助する』

｢すまない！助かる！｣

そういうと彼は手鬼に向かって行った
私もその後ろについて構える

けれど私は必要なかったようで

｢水ノ呼吸壱ノ型水面斬り！！｣

そう言うと彼は交差していた腕を
水平にフリ、鬼の顎を切ってしまった

もうここに用はない
そう思い立ち去ろうとすると

｢君！ありがとう！
俺は竈門炭治郎だ！君の名は？｣

『……別に何も私はしてない
私の名前はA』

｢君、女の子だったのか！？
すまない、男だと思っていた！｣

ものすごく驚く炭治郎
そんなに男の子に見えただろうか
まあいいや

『じゃぁ、私もう行くから』

そう言い、ここを去ろうとすると腕を掴まれる

｢これから、一緒に行動しないか？
あと、Aって呼んでもいいか？｣

『別にいいけど……』

｢ありがとう！これからよろしくな！｣

『……うん、よろしく』

それからは何故か炭治郎と行動することになり
残りの時間を彼と過した

その後は、なんともなく
7日目を迎え、無事最終選別は終わった

初めの所へ戻ると
そこに居たのは、私が始まる前に目をつけていた3人がいた