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私だけの ページ18

Aside





羽織をかけられた
驚いて前を向くと師範が私の前に立っていた


「君に、Aの何がわかると言うんだ
Aはいい子だ
よく周りを見て気がついて
自分ばかり犠牲にして
人を守る仕事をするこの子は人殺しなどではない!」


あぁ、師範、なんて優しい人なのだろう
温かい匂いがする
昔、母さんに包まれた時みたいな
暖かいお日様の匂い…………


「そうだ!
Aはとっても強くてかっこいいんだ!」

「Aさんをっわっ、悪く言うやつは
俺がっ!ケチョンケチョンにしてやる!!」

「A助を泣かすやつは許さねぇ!
なんだって俺はコイツの親分だからな!」


みんなの言葉が暖かい
私を守ってくれている、そんな優しい人達
私はまた泣いてしまった
泣き止んだと思ったのに
けど、この涙は悲しみの涙ではなく喜びの涙


私を想ってくれる人はこんなに沢山いた
私はひとりじゃなかった


清治さんと女の人は
師範や炭治郎達の鋭い眼光に
恐れをなして

「お前が人殺しなのは変わらぬ事実だ!
言ってお前に天罰が下るだろう!
それまでせいぜいそいつらに守ってもらうんだな!」

そう言ってどこかへ行ってしまった

「待てっ!!」

『待って炭治郎』

炭治郎の腕を掴む


「けど、Aがっ!」

『いいの、炭治郎達が守ってくれたから
私もう大丈夫だから、ね?』


そう言うと炭治郎は何も言わず席に着いた


『師範、炭治郎、善逸、伊之助、本当にありがとうございます』


そう言うと師範は羽織を私にかけたまま優しく抱きしめてくれた

初めてだった
師範は普段私に触れてこない
稽古の時は別だけど

嬉しかった、師範が抱きしめてくれた
途中なんだか照れくさくなったのは誰にも秘密だ

私の幸せ→←なんで………



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Miyuki(プロフ) - ユリさん» 私もです…… (2020年10月18日 17時) (レス) id: 07ac9a1952 (このIDを非表示/違反報告)
ユリ(プロフ) - 映画観たあと、胸がいっぱいになってあんまり食事が出来なかったです (2020年10月18日 13時) (レス) id: ba2a71100d (このIDを非表示/違反報告)
Miyuki(プロフ) - ツナミカワさん» ですよね! (2020年10月17日 17時) (レス) id: 07ac9a1952 (このIDを非表示/違反報告)
Miyuki(プロフ) - ユリさん» ですよね!煉獄さんが…………(;A;)生きていて欲しかったです……… (2020年10月17日 17時) (レス) id: 07ac9a1952 (このIDを非表示/違反報告)
ツナミカワ(プロフ) - わかります (2020年10月17日 17時) (レス) id: f27e09d3f8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Miyuki | 作成日時:2020年9月15日 20時

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