東方の少女は暗殺者２章 (ページ44)

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５０時間目ページ44

～ホテル内～

みんなはホテルに侵入したが

侵入早々に最大の難所が訪れた

ロビーにはたくさんの警備が設置されており所どころにたくさんの人がいた

みんなはその状況どうするか悩んでいた

けど２人だけ考えがちがかった

イリーナ「何よ普通に通ればいいじゃない」

A「私もそう思う」

皆は声に出さないが何言ってんだこいつらとふたりを見る

菅谷「状況判断もできねーのかよビッチ先生！！」

木村「あんだけの数の警備の中どうやって…」

２人が小声でイリーナに訴える

龍之介「お前もだどうするつもりだよ」

龍之介もAに訴える

けどAは何も答えずただ警備員の間を通っていく

警備員はまるでAに気づいてない(・・・・・・)かのように誰もAに気づかない

皆『なんで！？通れんの！？』

イリーナ「言ったでしょ」

イリーナ「だから普通によ」

平然と警備員の間を通るAに対してイリーナはふらふらと酔ってるかのように歩く

警備員はみんなそんなイリーナに目がいく

そしてイリーナは１人の警備員にワザと(・・・)ぶつかる

イリーナ「あっ」

イリーナ「ごめんなさい部屋のお酒で悪酔いしちゃって」

警備員の人は鼻の下をのばし

警備員「あお気になさらずにお客様」

イリーナは近くにあったグランドピアノを指し

イリーナ「来週そこでピアノを弾かせて頂く者よ早入りして観光してたの」

そしてグランドピアノのイスに座り

イリーナ「良い覚ましついでにねピアノの調律をチェックしておきたいの」

イリーナ「ちょっとだけ弾かせてもらっていいかしら？」

警備員B「えっ……とじゃあフロントに確認を」

そういう警備員をイリーナは引き止め

イリーナ「いいじゃない」

イリーナ「あなた達にも聴いて欲しいのそして審査して」

警備員のひとりが「し審査？」と聞き返す

イリーナ「そ」

イリーナ「私のことよく審査してダメなとこがあったら叱って下さい」

そう言ってグランドピアノを弾き始める

みんなその奏でるメロディーに魅力される

菅谷「め…メチャメチャ上手ぇ……」

A(“幻想即興曲”か)

殺せんせー「腕前もさる事ながら魅せ方が実にお見事」

A(色気の見せ方を熟知した暗殺者が…全身を艶やかに使って音を奏でる)

A「まさに、“音色”」

A「……こんなんどんな男でも視線も惹きつけてしまうのもしゃーない」

イリーナ「ねそんな遠くで見てないで」

イリーナ「もっと近くで確かめて」