東方の少女は暗殺者２章 (ページ18)

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３９時間目ページ18

期末の後はほどなく一学期の終業式

けどＥ組にはやるべき事が残ってる

体育館への道に五英傑が歩いてくる

寺坂「おぉ～やっと来たぜ生徒会長サマがよ」

学秀「何か用かな」

学秀「式の準備でＥ組に構う暇なんて無いけど」

と寺坂達の横を通り過ぎる浅野に

A「待ちなよ」

とAに止められる

学秀「ッ……A」

A「忘れてるでしょ？」

と浅野の顔を覗きながら言うAに唇を噛み締める浅野

学秀「…あぁわかってるから」

学秀「今回の僕とAの賭けには負けたよ」

２人以外「！！？」

荒木「賭けってどういう事だ」

A「私と“学秀”でみんなに秘密で賭け事をしてたんだよ」

A「私が勝ったら学秀は私の“お願い事を何でも聞く”」

学秀「僕が勝ったらAは僕の“お願い事何でも聞く”それと“Ａ組の来てもらう”という賭けをしていたんだ」

２人以外「！？！？」

A「期間は卒業するまで」

学秀「ずっとだ」

前原「お、おいAどういうつもりだよ！」

岡野「いくら何でも無茶しすぎよ！？」

A「……負けなければいいだけ」

メグ「だからって卒業するまでテストで浅野に勝たないといけないんでしょ！？」

Aはメグに「まぁね」という

A「それよりさぁ…“例の事”いいよね？」

五英傑は何も言えなくなる

学秀「あぁ」

そして体育館に皆が並び始める

磯貝「カルマ珍しいなおまえが全校集会来るなんて」

カルマ「だーってさ今フケると逃げてるみたいでなんか嫌だし」

磯貝「？」

そして誰かが渚の後ろに並ぶ

菅谷/渚「…………」

並んだのは偽律だった

終業式が始まる

菅谷は烏間に小声で何かを訴えてもいたが進む中

校長「えー…夏休みと言っても怠けずに…Ｅ組のようにならないよう」

と指さしながら言うがいきずまる

いつものＥ組いじりもウケが悪い

「悪い見本(エンド)」がトップ争いをしちゃったから
今日ここに殺せんせーはいないけど
Ｅ組のみんなは前を向いて立っていられた

そしてＥ組の校舎に戻ってる時

磯貝「なァA」

磯貝は立ち止まりAに声をかける
みんなも立ち止まる

A「なに？」

磯貝「なんであんな無謀な賭けをしたんだ」

磯貝「テストなんてもしかしたら(A「“もしかしたら”ねェ」

Aは磯貝の横を通り過ぎる

A「私はそんな事を考えないよ」

A「…私は“やらないで後悔する”より“やって後悔する”のがいいから」