東方の少女は暗殺者２章 (ページ17)

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３８時間目ページ17

～幻想郷～
今は魔理沙と紅魔館にいる

魔理沙「なぁA」

A「なに？」

魔理沙「おまえ、結紐どうした？」

魔理沙の質問にAは「えっ」と目を見開く
そして髪をさわり、ポケットに手を入れて結紐を探すがない

レミリア「“彼氏”からもらったものをなくしたの？」

A「ん…彼氏……あっ…！」

魔理沙/レミリア「？？」

A「結紐…龍之介が持ってるんだ」

レミリア「えっ？なんで」

A「テスト前の日ぐらいの日に没収されたんだ…」

咲夜「何でですか？」

と紅茶を運んできた咲夜がAに聞く

A「ありがとう…えっとね」

と話始めそして話終わるとレミリアは「でも綺麗な髪だから結んでるよりいいんじゃない？」と言う
それに魔理沙も頷く

Aは「そうかなぁ」と紅茶を一口飲む

A(綺麗な…髪かァ)

咲夜「A様」

A「ん？なに」

咲夜「いえ、A様は幻想郷の賢者の１人としていますがやはり“後悔”とかあるんですか？」

Aは咲夜な思いがけない質問に３人はポカーンとする
咲夜は「す、すみません」と誤るが

「フッ…」

咲夜「え」

A「フッ…フハハハハッ」

とAが笑い出す

A「ごめんごめんクスッ…いきなりだからさ……」

Aは紅茶を飲んで落ち着く

レミリア「やっぱりあるの？」

A「そうだねェ…“後悔がない”と言ったら嘘になるね…。」

魔理沙「やっぱり…」

Aは頷く

A「やっぱり…私は“忘れられた存在”だから…「英雄」の私と「現在」の私じゃあ、ね」

A「“英雄でいる限り”私は“ヴァルキュリア”として生きていかないといけない。けど今は幻想郷の賢者(・・・・・・)だから例え記憶があっても」

A「“人間じゃない”のが「後悔」だなァ」

レミリア「普通の人間に“転生”はやっぱりできないのね」

Aは「しょうがないよ」と苦笑いする

A「咲夜、紅茶のおかわりもらってもいいかい？」

咲夜「……」

A「おーい咲夜ぁ？」

咲夜「ハッ)すみません。少しボぉーとしていました…おかわりですね」

魔理沙「…大丈夫か？」

咲夜は苦笑いしながら「はい」と言ってAに紅茶をそそぐ

レミリア「Aはこれからどうするの？」

A「帰る」

そして紅茶を飲み終え帰って勉強し始める

A(“後悔なんてない”と思ってたけど)

A「やっぱり…後悔は“ある”んだなぁ」