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クリス(けど……)

後ろにいるギルガメッシュに目をやる

クリス(オルタとギルガメッシュは既に知ってんだよな)

あの日の夜、ギルガメッシュに眠らされたクリスはあの後起きていた
気づけばベットで寝ていて、喉が渇いていたクリスは自室から出ようとすると二人の話が聞こえていた。そして、その話をしていた。
一番下の引き出しにある“魔術関係”に関して
そして、あの小瓶の薬、042通称「パンドラ」
文字通り…それを飲めば魔力は増大するも何が起きるか分からない。だが、暴走することは確実とまではいかないが解っていた。

クリスの親は、時間操作と宝石魔術、錬金術、薬品など黒魔術以外の様々な魔術に手を出していた。そして、ソネットと雅律は新たに独自の魔術を作り、それで根源へと至ろうとした。
独自の魔術。物語の魔術、通称「シノアリス」
様々武器、魔導書一つ一つに物語を与える
それによって様々な能力を使えるようにした

聖杯としてのソネットは「出来る範囲での実現」、魔術師であった雅律は「転換」「強化」の魔術特性だった
そして、クリスはそれを超える為に、彼女の魔力には「完全なる実現」という魔術特性が備わった。
けれど、実現したいもの程魔力消費が激しいため両親からはなるべく使わず、自分達が教えた魔術を使いなさいと言われてきた

そんなこと思い出すクリス
気づけば夜中の12時になっていた

クリス「………」

クリス「なぁギルガメッシュ…」

ギルガメッシュ「“ギル”で良い」

クリス「……」

ギルガメッシュ「で、なんだ」

クリス「あたしに何を望むか聞いたろ」

ギルガメッシュ「あぁ」

クリス「正直、ギャラルホルンでどっか行って誰かと話したりとか…いろいろ考えたけど…」

クリス「いつもやってるようで、何も変わらないから」

クリス「…全てが終わったら……“桜がみたい”」

ギルガメッシュ「……案外、普通のものを選ぶのだな」

ギルガメッシュ「何処か遠くに行く、財宝が欲しいとかいくらでも叶えてやるぞ」

クリス「王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)、か…そんな贅沢あたしには似合わねぇ」

クリスはでも、まぁと続け
右手でワイシャツのボタンを外し始める

クリス「そもそもあたしは…多くの者を手に掛けた女だ」

ギルガメッシュ「………」

クリス「そんなあたしが、王様と付き合えるなんて…贅沢の度が爆発し過ぎてる……」

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設定タグ:Fate , 絶唱シンフォギア , シノアリス   
作品ジャンル:恋愛
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れもん(プロフ) - こういった作品はあまり見た事がなく、新鮮だったため作品削除と聞いてとても寂しい気持ちでいっぱいです。リアルの事情もあるかと思いますが、また更新や作品制作をしてくださるのを楽しみにしています! (2021年9月11日 8時) (レス) id: 913c68c9fb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こーりん★ | 作者ホームページ:http://ガリィドール☆のホムペ  
作成日時:2020年3月23日 17時

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