二夜 ページ15
ギルガメッシュとオルタは教会を後にする
オルタ「おい、ギル。どうしたんだよ」
ギルガメッシュ「クリスの部屋にあった、薬を覚えているか」
ギルガメッシュはポケットに手を突っ込み歩きながら喋る
オルタ「あぁ…覚えている」
それはクリスが休みをもらった日の夜の話
オルタが彼女の部屋に入り一番下の引き出しに入っていた魔術関係のものを調べた時の話
ギルガメッシュ「“042”のあの小瓶…」
ギルガメッシュ「魔力を増大させる作用があったな」
オルタ「……あぁ…だけど、あれは
オルタ「…あれを飲めば魔力を暴走させる。それをどう制御する気かは知らんが…確実に言えるのは、制御出来ず暴走し続けて死ぬ」
ギルガメッシュ「……」
ギルガメッシュは立ち止まりオルタに振り返る
オルタ「……?」
ギルガメッシュ「…言峰は、何者かにクリスの魔力が取られてると言った」
ギルガメッシュ「今、残るサーヴァントでは無いのなら……もはや一つ」
ギルガメッシュ「あの影のみだ」
オルタ「……少し聞いていいか」
ギルガメッシュ「なんだ…」
オルタ「お前は…何を望んでいる。そして、クリスの何に惚れたんだ…?」
ギルガメッシュ「
ギルガメッシュ「
オルタ「……」
ギルガメッシュ「何に惚れたと聞いたな」
ギルガメッシュ「
ギルガメッシュ「簡単だ、“全て”だ。クリスの美しさ、これから先の未来…あいつの行く末を含め全てに惚れたのだ」
オルタはどこか遠くをみつめるギルガメッシュの目を見る
オルタ(未来を観る目、か)
ギルガメッシュ「未来永劫……
ギルガメッシュ「あいつは言った、「この先、僕を上回る宝は、いくらでも現れる」とな」
オルタ「それがクリスだと…?」
ギルガメッシュ「たわけ、そうでは無い」
ギルガメッシュ「あいつがエルキドゥに及ぶ訳も無かろう」
そう言ってギルガメッシュはまた歩き出す
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れもん(プロフ) - こういった作品はあまり見た事がなく、新鮮だったため作品削除と聞いてとても寂しい気持ちでいっぱいです。リアルの事情もあるかと思いますが、また更新や作品制作をしてくださるのを楽しみにしています! (2021年9月11日 8時) (レス) id: 913c68c9fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こーりん★ | 作者ホームページ:http://ガリィドール☆のホムペ
作成日時:2020年3月23日 17時