人類最古の英雄王とイチイバルの少女

三夜 ページ1

チフォージュ・シャトーから放たれる光
そこに現れた神の幼体が出現

マリア「まさか、チフォージュ・シャトーが稼働しているの！？」

クリス「こいつら……廃棄施設をアジト代わりに使ってやがったのか！？」

二人がチフォージュ・シャトーに目がいってる隙にヴァネッサはクリスに蹴りを入れる

クリス「っ！！」

逃げようとするヴァネッサにマリアは近寄る

マリアの拳をヴァネッサは腕で防ぐが、弾かれ
無防備の体に蹴りを入れられ吹き飛ばされる

クリス「逃がすか！」

ヴァネッサは体を左右に振りながら突っ込んでくる

そして、クリスの向けた銃口に指を入れる
しかしそれでもクリスは銃の引き金を引く
勿論、爆発は起き
ヴァネッサは後ろに下がる

マリア「どこまで奔放なの！？」

ヴァネッサ「びっくりさせちゃった？」

片腕を失ったヴァネッサは気にせず
胸から転移結晶を取りだしその場を去った

クリス「してやられちまったか…」

未だ鳴り響く音にマリアは反応する

マリア「やっぱり、この音は」


クリス『本部！状況を教えてくれ！』

クリスからの通信に藤尭と友里が応える

藤尭「先日観測した同パターンのアウフバッヘン波形を確認！」

友里「腕輪の起動によるものだと思われます」

弦十郎「これがシェムハ。アダムの予見した復活のアヌンナキ……」


友里『そちらに向かっていた翼さんたちを至急対応にあたらせました。』

藤尭『イチイバル、アガートラームも至急合流されたし』

その頃、翼達は既にチフォージュ・シャトーに到着

神の幼体からのビームで辺りは燃えていた

翼「くっ！ 敵は大筒国崩し。ヘリで詰められる間合いには限りがある。」

調「それでもここまで来られたら…」

切歌「十分デス！！」

4人はヘリから飛び降りる

切歌「Zeios igalima raizen tron」

4人はギアを纏い
歌いながら突撃する

切歌「天真+(プラス) 爛漫×(カケル) 重低音ブッぱDeath」

幼体は拡散型のビームを放つ
それを調は円形の鋸のギアで防ぎ、切歌は鎌で切っていく翼も避けながら、幼体へと近づこうとする

切歌「抉り散らし大鎌タイフーン 目が廻るけどっ」

幼体なら触手のようなものが伸びてくる
それを避けつつ4人は近づいていく

触手が1本、翼と響の間を抜け調に向かって飛んでくる

調「っ！！」

咄嗟に受け身の準備をするが、目の前でシャキンと切り裂く音が聞こえた

薄々目を開ければ目の前には切歌が防ぎ弾いていた

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