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落ちた場所に、爆発が起き土煙が上がる
中也の姿もかき消される
しかし、次の瞬間。
煙の中から、中也のバイクが県庁の
空冷エンジンが唸りを上げる
重力で落下するはずのバイクは、決して
仮面の男は、垂直に走るバイクに雷を狙い撃つ
中也は更に速度を上げ雷を避ける
中也は隣のビルの屋上に立つ黄色い仮面の男を睨みつける
中也「調子に乗りやがって」
そう吐き捨て、更にエンジンを噴かせる
_____目指すは、仮面の男が立つ屋上。
仮面の男が撃ち続ける電撃を躱し、渡り廊下の屋根を走る
そして、其の侭、辿り着いた隣のビルの壁面を垂直に上がっていく
上がりきったところで、バイクが空中で躍る
タイヤが回転し、唸りをあげて屋上に着地する。
中也は勢いついたバイクを屋上のタイルに滑らせ速度を殺すと同時に、タイヤとタイルの擦れ耳障りな音が響く。
仮面の男は、スピンをしながら止まるバイクに電撃を撃つ
放たれた稲妻はバイクのエンジン部に落とされた。
_______爆裂音が屋上に響いた。
激しい爆風は、近くにいる治にも届いていた。
治はずっと、仮面の男と同じ場所に居た。
ビルの屋上に、爆発したバイクの部品が飛び散っていくのが見える
敵に捕まっている治の手には、手錠が嵌められていた
治の右目と両腕には包帯、口もとには殴られた痣があり、薄く血が滲んでいた
治「雷に打たれて死んでたら面白かったのに」
ぽつりと呟いた
「ぶっ殺すぞ」という声とともに、爆炎を吹き飛ばし中也が不機嫌そうに現れた
爆破に巻き込まれたはずなのに、中也には傷ひとつない。
治は驚く様子もなく、五分遅刻だ、と中也に告げる。
背後にいた監視員を蹴り飛ばした。監視員はその一撃で気絶した
治「おかげで三発余計に殴られた」
自由の身になった治は軽口を叩く
中也「ついでだ。俺が殴り殺してやろうか」
治「君が殺すのは私じゃない」
あっさりとそう告げ、指をパチンッと鳴らすと治の手に嵌められていた手錠が外れる
そして、その音と同時に二人を囲むよう仮面の男達が集まってくる
中也「ゴミがぞろぞろと…」
治「ちゃっちゃとやっちゃって。想定内でしょ」
顔をしかめている中也に、治が面倒くさそうに云う
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こーりん★(プロフ) - 真昼ノ夜さん» ありがとうございます(,,・ω・,,)頑張ります! (2018年8月23日 12時) (レス) id: 6b716a5d54 (このIDを非表示/違反報告)
真昼ノ夜 - 続きが気になります!これからも応援します! (2018年8月23日 12時) (レス) id: 15eeb3cf2b (このIDを非表示/違反報告)
彼岸(プロフ) - とわさん» コメントありがとうございます!(*'ω') 文ストの映画とても面白かったですよね(´ω`) 更新がんばります! (2018年4月11日 5時) (レス) id: 6b716a5d54 (このIDを非表示/違反報告)
とわ - 文ストの映画面白かったですよね!楽しみにしてます! (2018年4月10日 22時) (レス) id: c39588bb3c (このIDを非表示/違反報告)
こーりん★(プロフ) - シロさん» コメントありがとうございます。今のところこの作品は、まだ設定だけで投稿はもう少し先になると思います。シロさんの言うとおりもう暫くは控えようと思います (2018年3月10日 7時) (レス) id: 6b716a5d54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こーりん★ | 作者ホームページ:http://ガリィドール☆のホムペ
作成日時:2018年2月24日 23時