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★恋歌・弍拾 ページ48

雑貨屋にひとりで入る治、Aはそこで待っててと云われ待つ

待ってから1分後お店から治が出てきた
手には小さな紙袋

治はそれに手入れた

小さな紙袋から出てきたのは銀色のネックレスだった

三日月とその間に紅葉のアンティークがついたシルバーネックレス

それをAの首につける

治「うん。似合ってる」

治はAの胸元で光るアンティークに人差し指と中指を当てながら云う

それから二人は一緒にいろんな所をまわって宿泊亭(ホテル)に帰った

治「まだ、中也は帰ってないみたいだね」

A「そうみたいだね…」

A「そうだ、私のチョーカー」

治は「あーこれね」とポケットから取り出す
Aはそれを受け取ろうとした時、突然Aは治に抱きしめられた

チャラと音を立てチョーカーが落ちる

いきなり抱きしめられたAは動揺を隠せず今の状況を理解しようとした

しかし治は気にせず云う

治「A…大好きだよ」

治「私のモノになって、中也じゃなくて私の腕の中にいて」

A「治…」

治「君のその声も、想いも、身体も、その表情も全て私に捧げろ」

治の低いテノールがAの耳を擽った

治「ねェ」

Aの腰に治の手が回される

治「ねェA……私の腕の中で乱れて?」

A「!…ちょっ……と…待っ……ぃや、やめ…!!」

抵抗しようとしたAの口は治のソレに塞がれた

A「!…ん…っ」

少しして離れた瞬間ドスの効いた低い声が聞こえてきた

「手前ェ何してやがる」

治は中也の拳で殴られた

治「痛ッた……何すんの中也」

中也「“何すんの”だァ?人の女に手ェ出しといてよく云えるなァ」

治は口元を拭いながら立ち上がる

治「君が彼女を放ったらかしにして、幼馴染と逢引(デート)してるからでしょ」

中也「ンだと手前」

治「あー嫌だ嫌だ。比喩に邪魔されるなんて、私は飲み物でも買ってこよ〜っと」

そう云って部屋を出ていく治

治「あ、そうだAもなにか(中也「いらねぇよ」君に聞いてるんじゃないんだけど」

中也「さっさと行きやがれ!!」

治は溜息をついて飲み物を買いに行った

残された二人

中也は床に落ちAのチョーカーを手に取る

中也「……明日、一緒にまわるぞ」

A「え……?」

中也「逢引だ…」

A「わ、分かった」

そのまま中也は部屋を出ていった

A【ってか、チョーカー……!】

Aは部屋から出るが、部屋に戻ってくるだろうと探すのはやめた

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こーりん★(プロフ) - ミライさん» ありがとうございます(,,・ω・,,)頑張ります!! (2018年1月29日 16時) (レス) id: 6b716a5d54 (このIDを非表示/違反報告)
ミライ(プロフ) - 面白いです!更新頑張ってください。(≧◇≦) (2018年1月29日 8時) (レス) id: 9111625eaf (このIDを非表示/違反報告)
こーりん★(プロフ) - チェスドールさん» ありがとうございます!(*´ω`*)♪更新頑張ります! (2017年12月31日 0時) (レス) id: 6b716a5d54 (このIDを非表示/違反報告)
チェスドール - おもしろかったです!更新頑張って下さい!(☆▽☆) (2017年12月31日 0時) (レス) id: eb70462698 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こーりん★ | 作者ホームページ:http://ガリィドール☆のホムペ  
作成日時:2017年11月27日 22時

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