ポートマフィアの少女は夜桜姫 番外篇 「から紅の恋歌」

恋歌・拾肆 ページ30

数時間前─────────────

珠紀「ええ！？Aちゃんが！？」

薫「………」

美鶴「はい。カヲル様もA様も〇〇ホテルに泊まってるようで」

真弘「けどそこって」

奏音「裏でマフィアが少なからず関わっているわ」

奏音「まさか、あの二人がそこに泊まってたなんてどうりで場所を教えてくれないはずだわ」

拓磨「たまたま美鶴がみかけて場所がわかったとはいえ」

皆から不安な雰囲気が漂う中、薫が口を開く

薫「別にそこまで子供扱いしなくてもいいだろ」

薫「マフィアが裏で関わっているのは心配だが、それより二人とも大人なんだそこまで気にすることもないだろう」

珠紀「けど、マフィアが関わってるのは」

薫「あぁ危ないだろうな」

みんなは顔を互いに見合わせる

友達として心配する珠紀、しかし皆の顔はもうどこか安心してるような感じがしていた

珠紀【確かにAちゃんもカヲルさんも強いのは知ってるけど】

けどその不安は心の底にしまっとく事にした

明日はAが出場する、もしかしたらクイーンになるかもしれない大事な大会

しかし皆に伝わってこなかった情報が知るのも明日だった

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