図書室の彼女

お出かけ ページ22

杏寿郎Side

7時、目覚ましの音で目が覚めた
カーテンを開けば外は快晴

ああ、早く会いたい

俺は素早く朝食を食べ、準備をする

9時、Aの家へ向かって家を出た

9時30分Aの家の近く

『煉獄さん！おはようございます！』

｢おはよう！では行くか！｣


俺達は最寄りのショッピングモールへ向かった


隣を歩く彼女は私服でも美しい
俺が隣を歩いていいのかと言うほど美しいのだ


すぐに書店へ向かい彼女は数冊の本を俺にみせた


『この本、全部私のお気に入りの本なんです！』


｢ならば全て買おう！｣


『そんな全部買わなくても！！』


｢君が選んだ本全て読みたいんだ！
ダメだろうか？｣


『だ、ダメじゃ、ないです………』


頬を赤くする彼女
そんな姿も愛しくて

｢本を選んでくれてありがとう！
早速買ってくる！｣


無事に本を買うことが出来た


｢次は君の行きたいところとやらへ行こう！｣


『…………』


｢A………？｣


振り向くと彼女は吐血していた


｢A！大丈夫か！！｣

返事がなく、意識も朦朧としているようだ


｢A！｣


『れん、ごくさん………？
せっか、くの……お……かけ……に……
ごめ、んなさい……………』


そう言って彼女は意識を失った

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