図書室の彼女

連絡先 ページ16

煉獄さんと次の週の土曜本を選びに行く約束をした


お母さんにそれを伝えると

｢A、デートに行くの？？｣

言われてからハッとした
耳が熱い


はたから見たら私たちデートしてるみたいに見える…

でも炭治郎と出かけてもそうなるよね



どうしよう……
付き合ってもないのに………



少し悩んでいると



｢もし、その煉獄くん？って子が彼氏になったらうちに連れてきなさい！｣


お母さんはニヤニヤしながら私を見ていた



ああ、楽しみだ
煉獄さんとお出かけできるの
私は待ち合わせの時間でも相談しようと
スマホを開く

…………

そうだ、私たち連絡先知らないんだった……


炭治郎知ってるかな？

『炭治郎、煉獄さんの連絡先わかる？』

｢わかるぞ！これだ！｣

炭治郎に煉獄さんの連絡先を教えてもらった


でも、私から連絡したらおかしいかな？
大丈夫だよね？？

私は思い切って煉獄さんにメッセージを入れた

『煉獄さん、こんばんは
Aです
今度の土曜日、集合場所とかどうします？』


連絡を入れるだけで心臓が破裂しそうなくらいドキドキした



そう、私は忘れていた
自分が病気の身であることを
そして、誰もがあんなこと予想しなかっただろう

返事→←負けられない

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す