図書室の彼女

嫉妬 ページ12

炭治郎Side

俺はAと毎晩連絡をとっている
Aが毎週金曜に図書室へ通うことも、もちろん知っている


土日はうちに来て手伝いもしてくれるし
禰豆子とも仲が良くて、たまに遊びに行く
親もお互い仲が良くて、昔はキャンプなんかも行った


最近Aは俺と話しているとき、煉獄さんの名前を出し始めた

『煉獄さんに友達になろうって言われて友達になった😁』

『煉獄さん、私の読んでる小説気になってたみたい！』

煉獄さん、煉獄さんそればかりだ


前は俺の話を沢山聞いてくれて
俺と共通の話をしてくれたのに
最近、Aは…………


俺、かっこ悪いよな
長男失格かな………？
なあ、A教えてくれ

俺に煉獄さんみたいに魅力があれば振り向いてくれるのか？
それとも煉獄さんがいなくなればいいのか？

どうしたら俺のものになってくれる？



俺はどうやら煉獄さんに嫉妬して
Aにヤキモチをやいているようだ


俺はAのこととなったらこうも買ってしまうのか…………

恋をしました→←彼女の本

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す