柱最強の雪柱は炎柱の前では最弱のようです

何故？ ページ40

Aside


あれからしばらく、私は単独任務と新人隊士を連れて任務を数十回こなした
そんな中で不思議なことがあった



『私、1人で戦えてる……
煉獄さんと一緒な時は戦えなかったのに』



そう、煉獄さんとの任務の時は戦えなかったのに、今はちゃんと戦えているのだ
しかも前より強くなっている気さえする




『紗雪、どう思う？
私少なくとも1人で戦えてるよね？』



紗雪に聞けば｢ソウネ！チャント戦エテイルワ！！｣と賞賛される




なら。どうして煉獄さんと一緒な時は戦えなかったのだろう？
血鬼術にかけられていた？いや、それは違う
だってかけられた記憶がない




じゃあ、調子が悪かった？
いや。それも違う
だってそれなら刀くらいは触れるはずだもの
あの時私は動けなかった
つまり、これも違う




『あー！！どうしてなの？？
私、ちゃんと戦えるのに！
このままじゃ煉獄さんにまぐれだって思われちゃう
そんなの煉獄さんにもう合わす顔がないよ……』




本当にとうしよう




それしか頭に思い浮かばなくて




不死川さんとの秘密の場所へ私は自然と足を向けていた

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