風柱様 ページ13
Aside
しばらくしてからはっと思った
色々お世話になったし、なにか煉獄さんにお礼を持っていこう
『紗雪?煉獄さんって何が好きなのかな?』
私と煉獄さんはあまりにも関係が浅くて、彼の好物を私は何も知らない
けど、お礼はしっかりとしたい
「ンー、他ノ鎹鴉ニ聞イテミルワ!」
そう言って紗雪は空へと飛びたっていった
『何がいいかな…………?
あ、そう言えばさつまいもが好きだって言ってた気がする
紗雪行っちゃった………』
「雪柱、何に困ってんだァ?」
後ろを振り向くと傷だらけの男の人が立っていた
『えっと………風、柱様?』
「あー、そうだったなぁ
俺、お前と話すの初めてだからな
すまねえ、俺は風柱の不死川実弥だ
よろしく頼むぜな?」
そう言って風柱様は私の頭を優しく撫でた
『ゆ、雪柱の幸村Aです!
こちらこそよろしくお願い致します!』
そう言い頭を下げる
恥ずかしいところを見られちゃったなと思うとより恥ずかしくなって顔を上げられない
「ところでよ、お前何に困ってたんだ?」
風柱様は私の心境を察してくれたのか話を変えてくださった
『えっと、煉獄さんにお礼を送ろうと思っていたので紗雪、私の鎹鴉に好物を聞きに行かせたんですが………』
「あぁ、あいつならさつまいもか好物だなぁ」
『はい、私もそれを聞いていたのを忘れてて……』
「なるほどな、なんとなくはわかったわァ
おれの鎹鴉使って呼んできてやらぁ」
そう言って風柱様は自身の鎹鴉を空に放った
『すみません、風柱様にこんなことさせてしまって
なにかお詫び致します
なにかお好きなものはありますか?』
そう言えば風柱様は笑った
「おめぇ、そんなに気にするこたぁねぇよ
煉獄だってどうせそうしてやりてぇからそうしてるだけだろうしな」
『ですが………』
私が困った顔をすれば風柱様は「おめぇ今暇か?」と聞く
『えぇ、一応任務はありませんが』
「じゃあ、着いてきなぁ」
そう言ってどこかへ向かって歩き始めた
私はとにかくその背中を追って歩くことにした
253人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Miyuki(プロフ) - まゆさん» 返信が遅くなってしまい、大変申し訳ございません、、、コメントありがとうございます!だいぶゆっくりではありますが更新していく予定なので今後とも何卒よろしくお願いいたします!! (2021年11月20日 23時) (レス) id: e9ad5bfcce (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - 続きが気になります!更新楽しみにしています! (2021年11月8日 21時) (レス) @page47 id: d503357f65 (このIDを非表示/違反報告)
Miyuki(プロフ) - 心さん» ありがとうございます!そう言っていただけるとまた頑張れます!面白くかけるよう頑張りますので今後もよろしくお願い致します! (2021年8月20日 21時) (レス) id: e9ad5bfcce (このIDを非表示/違反報告)
心 - コメント失礼します。面白かったです!これからも楽しみにしています! (2021年8月20日 13時) (レス) id: a8a646d347 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Miyuki | 作成日時:2021年8月8日 14時