検索窓
今日:1 hit、昨日:67 hit、合計:87,969 hit

☆陸拾夜 ページ48

森「もう1人はそこにいる─────」


森「──────Aだよ」

皆「!!?」

中也「なんでAが!?」

紅葉「どういうことか説明してくるじゃろうな」

森「ギルド(彼等)がAに懸けた賞典は」

森「"800億"」

その言葉に皆は息を詰まらせる

広津「人虎に70億、夜月幹部に800億、合計870億だ」

森「でも、私は彼女を敵組織に売るつもりなんてない」

中也「けど、いつか拐いに来るんじゃ!」

紅葉「中也の云う通りじゃ」

A「……無駄よ……」

2人の言葉に今まで黙っていたAが口を開く

A「……ギルドはボクを拐うのは無理……」

中也「そんなのわからないだろ!」

A「……違うよ。中也……」

A「…………ギルドはボクに手を出すことができない(・・・・・・・・・・・)んだ………」

紅葉「なんじゃと?」

森「Aの云う通りだ」

森「彼等は迂闊に彼女に手を出せないんだ」

樋口「けどなぜ……!?」

森「それは言えないなァ」

広津「理由は知らない方がいい」

立原「あんたも知ってんのかよ」

森「ま、そういう事で実は少しだけやりたいことがあるんだよね。というのは─────────」









─廊下─

中也「なァAなんで言わなかったんだよ」

A「……公の場に晒したら、いろいろとマズイから………」

安崎「中原君、今どこに向かってんの?」

現在、2人を案内中

羅臼「ふたり関係って何ですか?」

中也「は?」

羅臼「いや、なんか親しく感じるんで」

中也「Aは俺の女だから手出すなよ」

安崎・羅臼「えぇぇぇええ!!?」

安崎「そんな……昔、将来お嫁さんにしてくれるって云ってたのに」

中也「昔の話だろそれ」

安崎「けど、別れた時は私が奪っちゃおうかなぁ〜」

安崎「ってことで夜月さん。そん時はそん時なので」

A「………」

何も返事を返すことなくAは何かを考えていた

中也「A、お前さっきから何を考えてるんだ?」

A「……ちょっと、ね…」

A「……それより本当に来たんだ……」

羅臼「当たり前だろ……あの姿を見れば近づきたくもなる」

羅臼「そして抜かしたくなる」

中也「?なんだお前Aの"強さ"に憧れたのか?」

羅臼「はい」

A「………」

A「……けど、ボクより強いのいる……」

羅臼「あんたより強いの?」

A「………そこにいる。中也……」

指さして云う

陸拾壱夜→←陸拾夜



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.0/10 (27 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
66人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

こーりん★(プロフ) - 天ノ弱な月猫さん» コメントありがとうございます(*^^*)更新がんばりますヽ(^ω^)ノ (2017年3月14日 21時) (レス) id: 094696cc8b (このIDを非表示/違反報告)
天ノ弱な月猫(プロフ) - 続編も凄く面白いです!更新の続き待ってます! (2017年3月14日 21時) (レス) id: 5bf48274f0 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:こーりん★ | 作者ホームページ:http://ガリィドール☆のホムペ  
作成日時:2017年2月23日 6時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。