★伍拾漆夜 ページ43
中也「何せ俺が西方の小競り合いを鎮圧して半年ぶりに帰ったその日に捕縛されるんだからな」
(え?年月がおかしい?気にしたら負けだよ禿げちゃうよ?by作者)
中也「俺からしたら幸運だぜ」
治「ほぅ…じゃあ君はその半年間、そこにいる自分の彼女を放ったらかしにしてた、と」
治「可哀想に、その間に口説いておけばよかったよ」
中也「はっ。誰が口説かせるかよ。あいつは俺のモンだ手ェ出すな」
A「……」←放ったらかしにされてた人
中也「ま、とにかく俺からしたら幸運だったぜ」
治「……くくっ」
急に笑い出す治に中也は「何がおかしい」と聞く
治「いいことを教えよう」
治「明日『五大幹部会』がある」
A「五大幹部会?莫迦ね」
A「あれは数年に一度組織の超重要事項を決定する時だけ開かれる極めて強制力の強い意思決定会議よ」
A「あるなら疾っくに連絡が……」
治「理由は私が先日組織上層部にある手紙を送ったからだ、で予告するんだけど………」
治「君は私を殺さない どころか懸賞金の払い主に関する情報の在処を私に教えたうえでこの部屋を出て行く」
治「それも内股歩きのお嬢様口調でね」
治「そしてもう1人は裏声で去っていく」
中也・A「はぁ!?」
治「私の予言は必ず中る知ってると思うけど」
中也「この状況からか何が……」
中也「………手紙?」
中也「手紙だと?」
治「手紙の内容はこうだ『太宰死歿せむる時、汝の凡ゆる秘匿公にならん』」
A「なに、それ?」
中也は何かに感づく
中也「真逆手前……」
治は余裕のある顔で言い続ける
治「元幹部で裏切り者の私を捕縛した」
治「だけど上層部に『太宰が死んだら組織の秘密がぜんぶバラされるよ』っていう手紙までついてきた」
治「検事局に渡ればマフィア幹部全員百回は死刑に出来る 幹部会を開くには十分過ぎる脅しだ」
A「そんな脅しに日和るほどポートマフィアは温くない……治は死ぬ、死刑よ」
治「だろうね けどそれは幹部会の決定事項だ」
治「決定前に私を勝手に
治「罷免か 最悪処刑だ」
A「!!」
中也「そして……俺が諸々の柵を振り切って形振り構わず手前を殺したとしても……」
中也「
治「ってことでやりたきゃどうぞ」
治はどこか勝ち誇った笑になる
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こーりん★(プロフ) - 天ノ弱な月猫さん» コメントありがとうございます(*^^*)更新がんばりますヽ(^ω^)ノ (2017年3月14日 21時) (レス) id: 094696cc8b (このIDを非表示/違反報告)
天ノ弱な月猫(プロフ) - 続編も凄く面白いです!更新の続き待ってます! (2017年3月14日 21時) (レス) id: 5bf48274f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こーりん★ | 作者ホームページ:http://ガリィドール☆のホムペ
作成日時:2017年2月23日 6時