ポートマフィアの少女は夜桜姫 弐章

伍拾参夜 ページ36

ドライ「シビル、こちらに来い」

珠紀「え？」

大蛇「鬼斬丸の力を制御するために貴女を必要としてるのでしょう」

珠紀の前に拓磨が立つ

拓磨「テメェなんかにこいつを渡すわけねぇだろ」

？「モーント」

A「……ゼクス……」

？「カラス」

真弘「テメェは」

そこには、アイン、ツヴァイ、ゼクスの３人が居た

真弘「こいつらは俺らが相手する」

珠紀「みんな…お願い！」

ゼクスvsA

ツヴァイvs真弘

遼「！」

遼は誰の気配を感じとり後ろを振り向くとそこには芦屋の姿

遼「テメェ何しに来た」

芦屋「やだなぁ僕は春日くんに用があるんだよ」

遼「こいつに１歩も近づかせねぇよ」

芦屋vs遼

場所は変わり森の中

そこにはふたりの姿

ゼクス「お前、名は？」

A「……自分から名乗りなよ…」

ゼクス「竹塚(ﾀｹﾂﾞｶ)羅臼(ラウ)」

A「……夜月A」

羅臼「そうか、行くぞ！“A”」

A「……覚悟しろ、“ラウ”」

Aの姿が変わっていく

真っ黒の着物に赤い彼岸花の模様、黒に近い赤の帯のタレは足元近くまで伸びていた
髪は黒と白への縞模様のロングに右側に白い花に耳元まで伸びた紐に白いビーズが付いた髪飾り
腰には刀

羅臼【"黒色の夜叉"】

A「……この姿は、夜桜姫が覚醒した時になれるの姿……」

Aは黒色で白の蝶が描かれてる鞘から刀を抜き鞘を捨てる

刃を上向きにし肩と同じ高さに持ち上げ構える
右足を曲げ、左足を少し後ろへ引く

羅臼【見たこともない、構え方】

A「…いつでも来い……」

羅臼は刀を構える

風が吹き終わると同時に

ｶｷﾝｯ

ふたりの刀が交じり合い両者ともに後ろへと下がる

羅臼・A「異能力───」

羅臼/A「『竹取物語』/『金色夜叉』」

ラウはAを囲むようにあらゆる武器を造った
そして剣はAへと刃を突き刺し飛んでくる
それを、金色夜叉が全て跳ね返した

何度もｶｷﾝｯと音をたてながら交じり合う刀

A「……スペルカード、紫奥義「弾幕結界」」

羅臼「なにｯ……！！」

結界に囲まれ攻撃を受ける

そして灰色の煙の中ふらつく羅臼

煙の中からAが現れる

羅臼に刀を振りかざす

羅臼【殺られる……！！】

と覚悟をした瞬間

刀は羅臼の首の前で止まった

羅臼「え、」

A「……やっぱり……」

A「……その強さをいかさないか……」

羅臼「殺さないのか？」

刀を鞘にしまい、元の姿に戻る

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