ポートマフィアの少女は夜桜姫弐章 (ページ25)

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☆肆拾陸夜貴女side ページ25

森「────という事なんだよ。だからって私だって渡す気はない。大切な部下でもあり相棒あるのだから」

A「……ありがとうございます。いろいろ調べてくれて…」

森「…少し過酷な話だったかな」

A「いえ……」

そして「失礼しました」と部屋を出ていった

少しふらついた足取りで自分の執務室へと向う

私は異能力を４つも持っていた

『崩壊の序章(ルイーナ≒オーバートュルー)』と『創造の序章(パルタム≒オーバートュルー)』二つで一つの異能『終焉の序章(ターミナス≒オーバートュルー)』

そして８００億円を賭けられた理由……

時が来るまでは私と鷗外、エリスの３人の秘密

中也が知ったらどうなるのかな

その前に私のもう一つの性格もあるんだ

気味悪がれるかな、嫌われちゃうかな

コンコンっ

？「Aいるかえ？」

「姐さん」

紅葉「大丈夫か？顔色が悪いぞ」

「……平気」

紅葉はAの隣に座り抱きしめる

紅葉「何を話したかは聞かぬ。」

紅葉「じゃが辛ければ泣くといい、私が傍にいてやる」

「姐…さん」

けど…私は……

紅葉「Aに何があろうが私は“味方”じゃ」

「……本当？」

紅葉「無論じゃ」

「例え……“真実”を知っても……」

紅葉「！……あぁもちろん味方じゃ」

紅葉「私がそばにいてやるぞい。安心せぇ」

「あり、がとう」

紅葉「よい」

それからしばらくの間Aは紅葉の腕の中で泣いた

紅葉は自分の妹のように頭を撫で泣き止むまでずっと一緒にいた

紅葉【……“真実”か…けど、これは聞かぬほうがいいのかもしれん…】