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肆拾参夜 ページ20

雨の中、Aは蔵のある方へと走ってむかっていた

階段を走ってくとそこには、芦屋と静紀、拓磨と珠紀そして守護者の皆と両親がいた

薫「A……!」

A【なんで2人が……!?】

拓磨は静紀と芦屋を睨みたけていた

A「………」

Aは拓磨達の方へと歩き静紀と芦屋の前に立ち拓磨を見る

拓磨「なんだ……」

警戒しながらそう聞く

Aは手を差し出す

珠紀「Aちゃん…?」

A「………鬼崎、“ソレ”を渡せ………」

その場にいた皆が目を大きく開く

しばらくの沈黙が流れる
雨が降る中Aと拓磨が見つめ合う

拓磨「…ハッ……」

先に沈黙を破ったのは拓磨だった

拓磨「“ソレ”ってこの“鬼斬丸”のことか」

A「……それ以外に何がある………」

珠紀「Aちゃん、何を考えてるの?」

A「…取引さ………」

A「……ボクが君ら(・・)を『自由』にする……」

A「………その代わりに“鬼斬丸”を渡せ……」

静紀「Aなんのつもりですか」

芦屋「君が何を言ってるの───」

A「……スペルカード、夢符「二重結界」」

珠紀と拓磨以外の皆に二重の結界が張られる

皆「!?」

珠紀「みんな!?」

奏音「なんのマネなの!?A」

薫「クソッ!破れない!」
【こんなにも強い結界を張れたのか……!】

A「…ここから逃がしてやる……」

A「………その代わりに鬼斬丸(それ)を寄越せ……」

拓磨「……「やだ」と言ったら」

A「……無理やり奪うのみ……」

そう言って同時に動き出す

珠紀「拓磨!?」

拓磨【勝てる気はしないが……】
「珠紀!先に逃げろ!!」

珠紀「でも…!拓磨危ない!!」

拓磨「ッ!」

Aの蹴りをギリギリでかわす

A「……へぇ…」

拓磨「このォ!」

A【前よりはマシになったか】

拓磨のパンチをかわし蹴りをもう一度入れるがそれもまたよけられたが

よけられたすきにAは拓磨が持ってる鬼斬丸を奪い後ろへと宙返りする

A「……もーらい…」

拓磨が攻撃してくるも余裕でかわし鳥居の上に立つ

A「……残念だよ……せっかく『自由』にしてあげようと思ったのに……」

そう言ってAは鬼斬丸を持ってどこかへと逃亡したと同時に皆に張られていた結界が消える

珠紀「そん、な鬼斬丸が……!」

遼「アイツ何が狙いなんだ…!」

薫「……一度家に戻って状況を整理しよう」

その言葉に頷き宇賀谷家に向った

肆拾肆夜→←肆拾弐夜 貴女/真弘side



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こーりん★(プロフ) - 天ノ弱な月猫さん» コメントありがとうございます(*^^*)更新がんばりますヽ(^ω^)ノ (2017年3月14日 21時) (レス) id: 094696cc8b (このIDを非表示/違反報告)
天ノ弱な月猫(プロフ) - 続編も凄く面白いです!更新の続き待ってます! (2017年3月14日 21時) (レス) id: 5bf48274f0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こーりん★ | 作者ホームページ:http://ガリィドール☆のホムペ  
作成日時:2017年2月23日 6時

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