先生のお気に入り (過去入ります) ページ22
私の家から随分と離れてきた
｢せ、先生…本当にどこに向かっているんですか…｣
亜｢ないしょー｣
するとある場所で止まった先生の車。
亜｢歩こ｣
｢…？ 分かりました｣
お互い話すこともなく私は私より歩く幅が広い先生にひたすら着いて行くことで精一杯。
亜｢あ、ここ｣
と言って見せられた光景――
｢ここ、夏にいつも花火大会やってる所…｣
亜｢あー、そうそう。あのね、ここ花火大会開催されてなくてもなんか落ち着くんだよね｣
少し高い土手の下に見える水の流れる音。
自分たちの声しかしない
そして――
｢水に月反射してる｣
亜｢幻想的じゃない？笑｣
｢すごく…笑｣
この光景を見て私はとあることを思い出した。
ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
あの日も、こんな天気だった
亜｢ここ、俺のお気に入り｣
｢いいなー、私もいつか行ってみたいです｣
1年前の5月、私の楽しい学校生活は終わりを迎えた
父親は母親に長年DVをして母親はその間どこにも恨みを晴らせずに自らの意思で交通事故
5個上の兄は自立しているため家にはいない
そのため、
｢…うぅ…ごめん、なさい…泣｣
父｢あぁ？謝ってる暇あるなら早く作れよ｣
酒飲みの父親は私が学校から帰るなり晩ご飯を作れと急かしてくる
仕事もまともにしておらず、生活費は父方の祖父母から
制服を脱がなきゃいけないため先に自分の部屋に行って洋服を探す
父｢おせーなー！｣
｢うっ…泣｣
蹴られ殴られ私の身体はボロボロだった
所々痣が目立ち、何のためにここにいるんだろうと思わされる毎日
お兄ちゃんには迷惑かけたくなくて連絡は取っていない
父｢早くしろよー！｣
｢…ごめん、なさい｣
理不尽な父親に呆れる毎日
父親さえいなければと何度思ったことか
そんな私の唯一の居場所は学校のはずだった
次の日学校に行くと
"ヤンキー学校辞めちまえ"
"退学おめでとう"
などとありもしないことが書かれていた
『お、ヤンキーのお出ましか笑』
『弱そうだけどな笑笑』
『お前やれよ笑』
『え、手出していいの笑笑』
その瞬間吹き飛ばされた
隼｢Aちゃん？！｣(まだちゃん付けの時)
亜｢Aさん！！Aさん聞こえる？！｣
微かに先生と隼くんの声が聞こえた
そのあとの記憶はない
ｰｰｰｰｰｰｰ
亜｢隼、Aさん保健室連れてくから｣
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みい(プロフ) - skyblueさん» 龍友くん味出してたなら良かったです笑 ありがとうございます！ (2020年5月4日 18時) (
レス) id: f7bcc47181 (このIDを非表示/違反報告)
skyblue - 龍友くんのアドバイスがいいですね！いつも更新楽しみに待ってます！ (2020年5月4日 18時) (レス) id: d244885223 (このIDを非表示/違反報告)
みい(プロフ) - ぷーさん» えー！ありがとうございます笑 父親出すの良き良きですね笑 どっかで出します笑笑 ありがとうございます！笑 (2020年4月29日 23時) (レス) id: f7bcc47181 (このIDを非表示/違反報告)
ぷー - 毎日チェックしています！めっちゃドキドキして、いつも心の中で叫んでます笑1つ提案なんですけど、虐待しているお父さんを登場させるのはどうでしょーか？あくまで個人的な意見なので、1つの意見として見ていただけたら嬉しいです！これからも頑張ってくださいp(^_^)q (2020年4月29日 23時) (レス) id: cdc3c7be79 (このIDを非表示/違反報告)
みい(プロフ) - piuさん» うわぁ！すごい嬉しいです笑 そんなこと言われたら本気出して頑張ります！！笑 (2020年4月29日 8時) (レス) id: f7bcc47181 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みい | 作成日時：2020年4月10日 12時
