闇の花の決意 ページ6
Aside
「……鏡花」
目の前で目を閉じ静かに眠る鏡花
艷やかな髪に白い肌長いまつげ
彼女の眠る姿は”白雪姫”という言葉が
お似合いだと思った
太宰「A、大丈夫かい?」
「私は全然平気…でも私のせいで二人に……
太宰に迷惑かけた…ごめん」
私は太宰とは一切目線を合わせず
ただ鏡花を見つめながらそう呟いた
太宰「本当に鏡花ちゃんが大切なんだね」
「……今まで私はこの子を散々傷つけた
だから、今度は守ってあげたい…ただそれだけ」
太宰「……そっか…………妬けるな」ボソッ
「何か言った?」
太宰「別に…私は少し調べ物があるから戻るよ」
太宰はそう言って医務室を跡にした
太宰がいなくなった医務室には
”静寂”だけが存在していた
「鏡花…」
私は静かに鏡花の手を握る
「……絶対守るから。もう貴女に辛い思いは
二度とさせないから」
・
・
・
−−−−−−−−−−−−−−−−−−
鏡花side
鏡花「……んっ……こ、こは……」
目が覚めるとベッドの上
隣には椅子に座り眠るAがいた
鏡花「………A」
私は手を伸ばし
彼女に触れようとした
けど、触れる直前にある言葉を思い出した
『闇の花は闇にしか憩えぬ』
鏡花「…………っ」
そうだ私は闇の花なんだ…
両親を殺した殺戮の異能をもつ
闇の世界でのみ綺麗に咲き誇る闇の花…
私がいるとAをまた闇の世界へに…っ
鏡花「…それだけは絶対に避けなきゃっ」ボソッ
私は静かに医務室の窓から
外へと抜け出す
鏡花「敦、A…ごめんなさい」ボソッ
私の小さな謝罪は
ひと粒の雫とともに消えていった
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ミルクチョコ - れいかさん» そう言っていただけると書く力湧いてきます!!!頑張って更新していきます! (2019年12月11日 10時) (レス) id: 7bad47f6ce (このIDを非表示/違反報告)
ミルクチョコ - 宮園 瑛里華さん» ありがとうございます!!頑張って更新していきます! (2019年12月11日 10時) (レス) id: 7bad47f6ce (このIDを非表示/違反報告)
れいか - 私、文スト大好きで、しかも太宰さん推しです!すごくこの作品好きで、楽しみにしています! (2019年8月6日 22時) (レス) id: 691c487e62 (このIDを非表示/違反報告)
宮園 瑛里華(プロフ) - すごく楽しいです!続きが気になります!更新大変だと思いますが頑張ってください!楽しみにしてます! (2019年7月17日 2時) (レス) id: e2d3d76e70 (このIDを非表示/違反報告)
ミルクチョコ - ご指摘ありがとうございます!!確かにドッグスで犬達てすもんね(汗)これからも精一杯がんばりますので最後までお付き合いくださいm(_ _)m (2019年7月13日 12時) (レス) id: 7bad47f6ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミルクチョコ | 作者ホームページ:
作成日時:2019年7月8日 0時