一年前の手紙 ページ13
〜パズドラ〜
ランスside
ラ「…ミル」
ミ「何ミル？」
ラ「…A達は元気か？」
ミ「もう一年もあってないミル
元気かどうかわかんないミル」
ラ「そうだよな…」
俺とミルはヴァハトン様の部屋のソファに座り
留守中のヴァハトン様の帰りを待っていた
ミ「ランス…実は渡したい物があるミル」
ラ「渡したい物…？」
そう言ってミルは
ポケットのようなところから
一枚の封筒を取り出した
ミ「…Aがもし向こうに戻って
ランスに会えたら渡して欲しいって
…預かってたミル」
俺はミルから封筒を預かる
丁寧な字ではあるが
昔から変わらない可愛らしい丸文字で
ランスヘ、Aよりと書かれてあった
俺は封筒を開けて中の手紙を読む
『ランスヘ
この手紙を読んでるってことは
ミルに会えたのかな？
もう貴方と離れて三年の月日が経ちました
今もまだ私の中には
貴方との思い出が昨日の様に蘇ってきます
日々考えるのは貴方のことばかりです
きっと三年の間に
身長伸びてんのかな？とか
声変わりの時期かな？とか
……好きな人が出来てるのかな…とか
この手紙を書いたのは他でもありません
ランス…私のことはもう忘れてもいいよ
貴方には貴方の人生がある
だから貴方のしたいようにしてください
それだけを伝えたくてミルに手紙を託しました
でもこれだけは言わせてください
私は今まで貴方を愛してます
これからもずっと貴方だけを愛してます
私のことは忘れてとか言っておきながら
こんなことを言う自分勝手な私を
どうか許してください Aより』
手紙を読み終えると俺の頬から手紙に
涙がひと粒こぼれ落ちた
ミ「それは一年前に…Aが12歳のときに
預かった手紙ミル…でも、きっと
今でもその気持ちは変わってない
ミルはそう思うミル」
ラ「…本当にお前はどこまでも馬鹿だな」ﾎﾞｿｯ
ミ「ランス？」
俺は手紙を握りしめて堅く誓う
ラ「ミル…やっぱり俺もう一度探してみる」
ミ「探す…ミル？」
そう、A達がいなくなって俺は
ずっと探していた
…A達を迎えに行く方法を
でも見つけられず二年すぎ
俺は諦めるしかなかった
でも、今は俺一人じゃない
ラ「Aと兄さんを迎えに行ってやる」
ミ「…ランス」
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あっこ(プロフ) - 面白かったです！続き読みたいです！！待ってます！！ (2019年5月16日 7時) (
レス) id: b38dc0a455 (このIDを非表示/違反報告)
花の騎士桜 - ミルト*さん» いえいえ！大丈夫です！気長に待ってます！ (2019年1月27日 10時) (レス) id: 04a60fa374 (このIDを非表示/違反報告)
ミルト* - 藤花さん» リクエスト別に大丈夫です…ですが書くとなるとこの小説の番外編のような形でしかかけません。それでもよろしいのならリクエスト承ります。m(_ _)m (2019年1月27日 10時) (レス) id: 02400200e5 (このIDを非表示/違反報告)
ミルト* - 花の騎士桜さん» すみません、私初めて描くキャラは練習時間が必要でして…それに最近は現実の方が忙しくて…待たせてしまったごめんなさいm(_ _)m (2019年1月27日 10時) (レス) id: 02400200e5 (このIDを非表示/違反報告)
藤花 - リクエストして大丈夫ですか？知っているアニメ教えて下さい (2019年1月25日 10時) (レス) id: 200719e148 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミルト* | 作者ホームページ：
作成日時：2018年12月29日 13時
