4話 ページ20
しかしナユが後ろを振り向いても誰もいない。
幸いにもナユは、少し怪しみながら去っていった。
倉庫の中に隠れたラントはほっと息をつく。
しかし急に押し込まれたYSPクラブは不満気に声をあげた。
ジンペイ「何だよ、急に倉庫に押し込みやがって！」
ラント「お前が驚かすからだろう！」
ラントは振り向いてジンペイを叱る。
そんなに怒られるとは思ってもいなかったのか、コマも驚いた様子で尋ねた。
コマ「そんなに焦ってどうしたんです？臼見沢が、美術室で来星ナユと密会していた。」
コマの質問に、ラントは現状を説明する。
「「『えっ？！』」」
ジンペイ「おっと！おっとおっとオットセイ！あう、あう、あう、あう！」
マタロウ「今新ギャグ披露してる場合じゃ無いからーっ！」
ここにきて新ギャグを入れてきたジンペイに、マタロウはしっかりと突っ込みをいれる。
ラントはジンペイの事をスルーし、自らの考えを述べた。
ラント「恐らく臼見沢は、奴らの手に落ちている可能性が高い。
徹底的に洗うべきだ。」
そこまで言ったところで、ジンペイが1つの疑問を口にする。
ジンペイ「奴らって？」
ラントはそれを聞いて、少し焦る。
YSPクラブは宇宙人…来星ナユについての記憶を消されているのだ。
説明しても変な目を向けられておしまいだろう。
そんな中、Aだけは納得したような顔で、しかし警戒しながらもラントの次の言葉を待っていた。
『(奴らって、宇宙人のことだよね…。それにしても、皆覚えてないのに、何で私だけ覚えてるんだろ…。)』
ラント「実は、臼見沢先生と来星ナユ…2人は、デキているんだーっ！！！」
ラントは少し考えを巡らせ、一番妥当なものを口にした。
それが、臼見沢先生と来星ナユがデキている、というもの。
本当の事を知っているAは、生徒会長がそんなウソをつくのか、と思い1歩後ずさった。…距離をとりたいという気持ちの現れである。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 27人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ふらっぺ(プロフ) - ちーさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！ 少しずつですが、時間のある時に更新していくので亀の歩行を見守る気持ちで待っていてください((( これからも頑張りますね！応援よろしくおねがいします！ (2022年5月17日 21時) (
レス) id: 5173fe343f (このIDを非表示/違反報告)
ちー - 続きまってます！頑張って下さい！ (2022年5月16日 15時) (レス) @page34 id: 260906d624 (このIDを非表示/違反報告)
朱音@とれめい - ふらっぺさん» (´;ω;`)ありがとう…！いつか最高のクオリティーで！！ (2022年5月14日 21時) (レス) @page34 id: 8235c84220 (このIDを非表示/違反報告)
ふらっぺ(プロフ) - 朱音@とれめいさん» そっか……無理しないでね！ 何回も言ってるけど、いつでも待ってるから！また描けそうだな〜って時にでも描いてくれたら嬉しいな(*´ω｀*) (2022年5月11日 18時) (レス) id: 5173fe343f (このIDを非表示/違反報告)
朱音@とれめい - 花白ちゃんの絵没になりそう…( ；∀；) (2022年5月10日 18時) (レス) id: 06b52c3368 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ふらっぺ | 作成日時：2021年11月25日 17時
