Y学園の花好き少女は愛される！Part３

ゲーマー必見！アサシン来るーど！！ 1話 ページ40

いつもよりも更に賑わい、出店が沢山立ち並ぶ敷地。



沢山の人物が、自らの部活動へと新入生達を勧誘している。



ジンペイ「おぉーっ！何だこれ？！」



フブキ「こんなイベントがあったなんて！」



滅多に見ないY学園の姿にジンペイとフブキも興奮した様子。



『クラブが400以上あるY学園では新人を勧誘するための勧誘イベント、『YYセレクションフェスティバル』を毎年やってるんだって！』



ジンペイ「へぇ〜っ！」



Aも頬を染めながらこの日のために調べ上げた知識を披露する。



その知識を聞いてジンペイは更に瞳を輝かせて辺りを見る。



『クラブはランク付けされてて…野球部やサッカー部なんかの『メジャークラブ』、凧あげ部やクイズ研究クラブなんかの『マイナークラブ』。そして芋突き部や私達YSPクラブなんかの部員数1桁の部は『超マイナークラブ』、って呼ばれてるらしいよ…』



マタロウ「超マイナークラブ…？」



少し諦めた顔をしてAも自分達の部活、『YSPクラブ』が超マイナークラブであることを認める。



マタロウも何とも言えない、といった顔で頬を伝った冷や汗を拭いた。



ジンペイ「それよりも！授業無いし、出し物いっぱいだし！イベントに集中だーっ！」



しかし今のジンペイにはYSPクラブが『超マイナークラブ』であることなど関係ない。



ジンペイは楽しそうに片手を突き上げる。



それにつられるようにA、フブキ、コマ、マタロウが次いで片手を突き上げた。



全員「「「おーっ！」」」



.



「「「キャーッ！！」」」



女子達の黄色い声援が飛ぶ一角。



まずYSPクラブが来たのはある意味異質とも言える『テニス部』だ。



リュウスケ「君達もテニス部に入らないかい？」



リュウスケがいつもの人当たりの良いスマイルで女子達をメロメロにしている。



その横でバケーラとモモは空いているラケットを弄っていた。



ジョージ「さぁさぁ皆さん。特別上映会、始まるよー！」



次に来たのはAを覗いたYSPクラブの面々には懐かしの『留科巣ジョージ』のいる映画部。



マタロウが主役として大々的に写ったポスターの横で生徒達の気を引いている。



ゴロミもゾンビメイクを施して、コマジロにカメラで取って貰っていた。

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