12話 ページ26
さらに場面は移り変わり。
YSPクラブはとうとう99号へと歩を進めていた。
ジンペイ「こ、これがゴッドホールか…!」
炎が立ち上ぼり、見るからにやばそうな雰囲気。
それはY辞苑で見たものの想像を絶するものだった。
リュウスケ「すごい迫力だ…」
メラ「まさに絶対焼却炉だぜ…」
犬猿の仲のメラとリュウスケもこの時ばかりは気があったようで、それぞれ感嘆の声を漏らす。
コマ「ジンペイ君、これを…」
ジンペイ「うん」
コマが背負っていたリュックから例のムフフ本を取り出す。
緑色の布に包まれたそれを、ジンペイは神妙な顔で受け取り、炎の上へと腕を伸ばした。
ジンペイ「ここが…俺達の旅の終わりの地だ…
アディオース!!!!」
大きく腕を振りかぶり、その本は炎の中へと吸い込まれていった。
ジンペイ「これで全てが終わっ、」
そこまでジンペイが言ったところで、炎の中から何かが飛び出してくる。
それは真っ直ぐにジンペイの腕の中へと戻ってきた。
ジンペイ「あれっ?!」
マタロウ「戻ってきた?!」
コマ「多分勢いが足りないんだよ!」
リュウスケ「何かでもっと勢いをつけて投げ入れるんだ!」
ジンペイ「よし、」
次の瞬間、ジンペイが何かを作り上げる。
デデーン!と効果音付きで出されたそれは、ドラム缶と金属の板を組み合わせた物。
ジンペイ「ってことで!ゴミで作ったシーソー、略してゴミシーソーだ!」
マタロウ「まんまだ!恐ろしく真っ直ぐなネーミングだー!!!」
ここで登場するジンペイのまさかのネーミングセンスに、マタロウは大声で突っ込んだ。
29人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ふらっぺ(プロフ) - 翡翠の楽しみ。さん» ご指摘ありがとうございます…!前のスマホ中々学園長が変換で出てこなくて…(言い訳)誤字多めかと思いますが、大目に見てくださると嬉しいです…! (2023年4月9日 12時) (レス) id: ad0f888204 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠の楽しみ。(プロフ) - 学園町室に出現しましたとなっていますよ....! (2023年3月20日 19時) (レス) @page50 id: 45f3a554bc (このIDを非表示/違反報告)
なのは(プロフ) - ふらっぺさん» いえ。私も大分忘れてたのでおあいこで(((殴 (2021年10月11日 18時) (レス) id: 4035e5a938 (このIDを非表示/違反報告)
ふらっぺ - なのはさん» Oh…待って久しぶりに見たらなのはさんがコメントくれてたではありませんか…()ホントにごめんなさいごめんなさい、土中に行ってお詫びしますね!!!コメントの返信を2ヶ月以上忘れちゃうバカ作者ですが、チアキ君登場まで頑張ってますので何卒ご容赦を…! (2021年9月27日 16時) (レス) id: 8225f7fbc9 (このIDを非表示/違反報告)
なのは(プロフ) - 早くチアキくん出てきてぇえええええ!!ワカタくんでもいいからぁあああああああああ!! (2021年6月18日 18時) (レス) id: 4035e5a938 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ふらっぺ | 作成日時:2021年5月6日 17時