want to protect /third (ページ12)

今日:4 hit、昨日:0 hit、合計:8,504 hit

after story 5 -大切なもの- ページ12

優「広臣君がね…」
臣「…俺？」
優「ちがっ…」
臣「ん？」
優「広臣君が悪い訳じゃないんだけど…」

そんな前置きをして、小さな声で
話し始めてくれた

四季がパバに会いたいって聞かなくて…
お風呂もご飯もパパじゃないと嫌だって言って

最近、おもちゃも何にも自分で片付けなくて

あまりにも聞かないから
思わず手が出ちゃってね…

そしたら、もう泣き止まなくて…

ごめんねって抱きしめたんだけど
もう、四季もパニックで

パパ、パパって言ってて…

ご飯食べちゃおうって…
でも、手もつけてくれなくてっ

そんなに食べたくないなら片付けるって
お皿さげようとしたら、落としちゃって

優「四季、さっき寝たの」
優「お風呂入ってなくて…」
優「四季そこで寝ちゃって、ベットまで運んだんだけどっ、っっ、、」

優「ごめんなさいっ、、ほんとにっ、」

優「子供なんて絶対叩いちゃいけないのにっ、四季も寂しくて少し我儘言っただけなのにっ、広臣君も頑張ってるんだから、私も頑張らなきゃダメなのに…」

私、自分だけでいっぱいいっぱいになっちゃってっ

そう言って嗚咽をもらす優羽に
申し訳なさが溢れた