st.55 ページ7
そこに、何も知らない直己さんが入ってきた
己「え、何この空気、どうした?」
臣「……」
なんとなく察したんだろう
己「…臣のこと?」
人「まあ、、、」
己「ん?」
何があった?そう聞くように、一人ひとりの顔を見る直己さん
人「とりあえず、直己にも話したら、また違うかも」
その一言でまた俺は、話をし始めた
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己「、、、で?その男の子と、女の子の名前はわかんないの?」
全/己「ああ!」
己「え?」
直己さんに言われるまで誰も気づかなかった
臣「そう言えば、、、」
臣「わかんないっす」
臣「そこだけ、どうしても聞こえなくて」
人「名前、分かればまた違うんだろうけど、、」
俺のことを心配してなのか
ただ単に、この夢に興味があるのか
おそらくメンバーは前者だとは思うけど
もし後者だったとしても、
彼女が余命2ヶ月だと言うのを聞いた奴が
次の日、不思議な夢を見て、辛いんだけどなんだか心が暖かいなんてぼやいていて
普通なら、彼女のことはどうなんだよって怒鳴っても何も言われないようなとこで
こうやって一緒に考えてくれて
史穏が絡んでるってやっぱ思ってるのかな、、
もし思っていても、思っていなくても
こうやって、離れずに俺の周りにいてくれる人がいる
俺は幸せ者なんだって改めて思った
でも、それと同時に
なんで俺は史穏に
同じことをやってやれなかったんだろうって
罪悪感が溢れてきた
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作者名:ベジタブルライフ | 作成日時:2018年2月7日 17時