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st.65 ページ17
扉を開けると
ベットの上には沢山の管に繋がれた史穏の姿があった
部屋は静かで、無機質な音だけが、規則正しく鳴っている
そんな彼女に、ゆっくりと歩み寄って、その手を握る
暖かい彼女の手
まだ生きているんだって
必死に訴えかけるようなその温もりに、すこしだけ安心した
臣「なあ、史穏。久しぶり」
臣「会いに行かなくてごめんなあ」
臣「俺、すげえ弱くてさ。でも、もう、大丈夫」
臣「史穏のそばで笑っていようって決めたんだ」
一言ひとこと、彼女に思いが伝わるように
眠っている彼女の手を握ったまま話しかける
臣「謝るのはこれで最後」
臣「たくさんたくさん、不安にさせてごめん」
臣「これが最後だから。あとは2人で笑ってよう?」
臣「時間が許す限り。ずっとずっと」
臣「俺がお前の生きた意味になりたい」
この1ヶ月間伝えられなかった思いを
ありったけの言葉で伝える
すこしだけ、史穏が笑った気がした
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設定タグ:三代目JSoulBrothers , 登坂広臣
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作者名:ベジタブルライフ | 作成日時:2018年2月7日 17時