chapter61 ページ16
今私の頭にははてなマークが浮かんでいる。
「君に触れたことで、昔の嫌な記憶を思い起こさせてしまった。」
そう言って複雑な表情で謝る安室さん。
安室さんが私に触れた……ってあれか。
思い出して少し恥ずかしくなる。
「…そんな、謝らないで下さい。確かにいきなりで驚きましたし、思い出したのも事実です。」
あれから男の人に触れられることは避けてきた。
だからたぶん久しぶりのことに体も異常に反応したのかもしれない。
「＿＿けど、安室さんはあの男とは違いますから。」
そう言うと安室さんの目は少し瞳孔を開いたように見えた。
「それに、別に嫌じゃなかったですし。」
あの男は自分の欲求をぶつけるだけで私のこと1ミリもなんか考えていなかった。
けど、
あの時の安室さんの手は暖かくて、優しかった。
って何言っとんだ何思っとんじゃ私はああああ…！！
恐る恐る安室さんの方を見ると、驚くとか通り越してポカンとした表情で固まっている。
私は段々と熱が上がっていくのを感じた。
「じ、じゃあ、私もうそろそろ休憩終わるので出ますね…！！」
そう言って急いでスタッフルームから飛び出した。
「Aちゃん、午後もよろしくね…って顔赤くない？大丈夫？もしかして熱あるとか？！」
「い、いえ！なんでもないです頑張ります！」
恥ずかしすぎる今すぐキエタイ。
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なみだうさぎ(プロフ) - レモンさん» ありがとうございます！！更新不定期で大変申し訳ないですが、できる限り期待に応えられるよう頑張ります！！ (2018年10月14日 1時) (
レス) id: e3d8bdb6e6 (このIDを非表示/違反報告)
レモン(プロフ) - 続編の移行おめでとうございます！私も楽しみに今後の展開待ってます。 (2018年10月13日 23時) (レス) id: e66d7d83c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なみだうさぎ | 作成日時：2018年7月17日 21時
